日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

死後離婚その2

死後離婚は、ますます話題になっているようです。今週の『週刊現代』にも記事が載っていました。 「姻族関係終了届」を出せば、配偶者の死後、配偶者の親族と縁を切れることを知らなかった人が多いみたいで(実は、うちの夫にも聞いてみたら知りませんでした…

遺言書を書く時に気をつけたいこと

遺言書を書く時の注意点はたくさんあります。今回はその中で特定遺贈と包括遺贈について書きたいと思います。自分の財産の死後の遺贈先を遺言書で指定する場合、二つの書き方があります。一つは「預金は**に」「不動産は××に」というように、対象の財産を…

赤の他人で一つの戸籍

世の中、「戸籍=家族」と思い込んでいて戸籍制度がさも大切なように主張する方がいますが、戸籍と家族が不一致な例はたくさんあります。今までにも幾つか書いてきましたが、最近見た事例で完全に赤の他人だけでできている戸籍がありました。 その例では、A…

死後離婚とは

最近、巷で話題になっている「死後離婚」。前回書いた婦人公論にも小さなコラムで載っていました。しかしこの言葉は元々ある用語では無いです。どこから始まったのかはわかりませんが。 「死後離婚」と言っても、死んだ後に離婚届出をするわけではありません…

妻は夫の何に我慢をしているのか

婦人公論3月14日号の特集は「今の夫と、この先も?」というもの。 雑誌は滅多に買わないのですが、早速買って読んでみました。その中のアンケート「夫への不満は何?」(平均年齢59.9歳、平均結婚年数32.4年、回答総数107通)の結果が大体なる…

映画「ダイ・ハード」と夫婦別姓

『伊集院光の今週末この映画を借りて観よう vol.1』(宝島社)先日こちらの本に載っていた「ダイ・ハード」が、ケーブルテレビで放映されていたので、見てみました。さまぁ〜ずの三村マサカズさんのお勧めです。「ダイ・ハード2」は見たことがあるのですが…

佐藤愛子さん

佐藤愛子さんと言えば、93歳の今でも元気に書き続けている作家(小説はもうやめたとのこと)。佐藤さんの本は実は小説は読んだことが無くて、エッセイのみしかないのですが、ちょっと落ち込んだ時に最近出たこちらの本を読みました。『それでもこの世は悪く…

結婚相手選びは難しい

自宅の窓から見える隣りの金木犀にキジバトのつがいがせっせと小枝を運び込んでいました。巣を作って卵を産んだようです。今は、出入りは殆どありません。交代で抱卵しているのでしょうか。巣を作っている時、一回だけ電線に並んでとまっているのを見ました…

映画「未来を花束にして」

イギリス映画。100年ほど前のイギリスでの、女性参政権を獲得するための戦いがテーマです。100年前って、よく考えればその頃生まれた人がまだ現在存命中であることを考えるとほんの少し前のことなのに、この女性の差別されっぷりは何なのでしょう。「気分屋…

再婚に思う

2015年の統計では結婚した夫婦の内、どちらか一方か両方が再婚だった割合が26.8%で、過去最高だったそうです。4組に1組以上が再婚というのは、再婚が普通のことであることを印象づけますし、逆に言えば離婚も怖く無いということでもあるかもしれません…

年末年始のお休み

年末が近づいてきて、不倫のご相談が増えています。さて、お休みの日なのですが、年内は、12月24日(土)〜12月29日(木)はお休みとさせていただきます。12月30日(金)は面談は可能です。12月31日(土)もあまり遅くなければ大丈夫です。 年明けは1月1日(…

怒りをぶつけてもわかりあえない

夫の不倫がわかった妻は多くの場合、不倫相手の女性に対して謝罪を求めます。 他人の夫と肉体関係を持つというのは許されないことだと考えるからです。 そしてまた、多くの妻は不倫がわかった時に大きく動揺すると同時に相手の女性に対して憎しみを持つよう…

『女優の夜』で気になったフレーズ

前回の続きですけど、この荻野目慶子さんの本『女優の夜』(幻冬舎)の中で、なるほどそうかもしれない、と思ったところがありました。深作欣二監督との不倫のことが書かれているところです。そのまま引用します。 お互いに行動範囲が広いわけでもなければ一…

芸能人の不倫ですけど

仕事柄、ずっと前から気になっていたこの本を古本で手に入れて読んでみました。『女優の夜』荻野目慶子著 普段、タレント本は読まない私ですが、不倫だけではなく他にも気になっていた点があり、この本を手に取るに至っています。 当時独身だった荻野目さん…

「とにかく結婚だけはしたい」と思っている女性に

本の紹介です。『結婚さえできればいいと思っていたけど』(水谷さるころ著・幻冬舎)著者の水谷さんが自分の結婚→離婚→事実婚のことを漫画エッセイで綴りました。30歳を前にして結婚願望がどんどん増し、趣味の場で知り合った男性と結婚。その男性は特に…

事務所ののぼりを作りました。

今まで、建物の入り口は何の表示も無く、2階を見上げると窓に看板シールが貼ってあるだけだったのですけど、建物の入り口にのぼりを立てることにしました。 デザインは、建築学科の息子に依頼。何と依頼してから一年かかってようやく完成です。猫は行政書士…

旧姓使用は男性にやってもらって(^-^)

前回書いた、東京地裁の判決。「時代遅れ」と書いている新聞がありました。「旧姓を仕事で使えない」のが時代遅れ。確かにかなりこの慣習は広まりましたからね。でも、本当は結婚時にどちらかに改姓を強いることが時代遅れなのですけど。女性が結婚で、夫の…

旧姓の通称使用についての東京地裁判決

昨日、一つの判決が出ました。新聞記事はこちらをご覧ください。 日大三中・三高の女性教員は、こちらの学校に就職してから結婚改姓したけど、普段は生徒からは旧姓で呼ばれているし、旧姓で積み上げてきた仕事の実績もある。しかし、学校は時間割表や学校か…

卒婚はどうなのか

「卒婚」という言葉があるようです。最近でもなく、2004年に『卒婚のススメ』(杉山由美子著)という本が出ていたということを週刊朝日9月23日号を見て知りました。 週刊朝日の記事によれば、離婚も後ろ向きの別居もせずに結婚を卒業することらしいで…

事実婚は増えているのか

事実婚の取材を受けると、必ずと言っていいほど「事実婚は増えていますか?」と聞かれます。 でも、答えはいつも「わかりません」です。 何しろ、事実婚の統計は無いのです。例えば国勢調査は自己申告ですから、「世帯主との続柄」について、それぞれ「世帯…

事実婚のススメ

先月出演したフジテレビの「バイキング」では、ゲストの川合俊一さんに「事実婚のススメ」っていう本を書いた方がいいと言われましたが、書かせてくれる出版社があれば、書きたいのはやまやまです。以前に出した電子書籍『事実婚歴20年の〈結婚・離婚カウン…

不倫の落とし前

最近、芸能人の不倫があまりに表に出てしまっていますが、プライバシーという言葉は芸能界には無いのでしょうか。個人のプライバシーを暴いてそれを叩く、という最近の風潮には魔女狩り的な危なさを感じます。 不倫は決して良い行為ではありません。配偶者以…

フジテレビ「バイキング」に出演しました。

もう、5日も前のことになりますが、感想などを。テレビに出演するのは2回目ですが、前回は収録でしたので、生放送は初めての経験でした。2週間前に打ち合わせと、VTRの撮影。前々日に再度の打ち合わせ。当日は放送時間の3時間半前に集合。打ち合わせ後に…

明日のフジテレビ「バイキング」に出演します。

明日、7月21日(木)11:55〜の番組に生出演します。「結婚を選ばなかった女性たち」というタイトルだそうです。(1)事実婚20年以上(2)結婚せずに子供を持つ(3)仕事優先の生き方これの(1)として登場します。 結婚はしているので、タイトルは何なので…

謝るのは難しい

今朝、FM放送のJ−WAVEに『謝罪の作法』という本の著者・増沢隆太さんが出ていたのですが、聞いていて「そうだよね」と強く思うことがありました。曰く、「謝罪はコミュニケーション」。そうなのです。 不倫で配偶者に謝る時に、謝り方を誤ると夫婦関…

夏休みのお知らせ

今年も去年に引き続き、早めの夏休みとなります。7月10日(日)〜7月13日(水) 今回は、国外にいるためお休みの期間中は電話は留守番電話になります。メールは一日に一回程度は確認し、お返事致します(回線がうまくつながらずに遅れる可能性もござい…

旧姓使用を推進する不思議な国

もう一か月ほど前のニュースになりますが、国が策定する「女性活躍加速のための重点方針」で、住民票やマイナンバーカードに旧姓を併記できるようにする、という話がありました。 何が何でも選択的夫婦別姓制度を阻止し、旧姓も使えるようにして矛先をかわそ…

昨日の「クローズアップ現代+」

昨日のNHKの「クローズアップ現代+」は、「妻が夫にキレるわけ 〜“2800人の声”が語る現代夫婦考〜」というタイトルでした。5年ぶりに離婚が増加に転じ、急増する理由は「妻からの精神的虐待」だと。(離婚が増えた理由は、景気の回復だと私は思うのですが)…

映画「海よりもまだ深く」の探偵がね〜

映画「海よりもまだ深く」(是枝裕和監督)を観てきました。ネタバレありますので、ご注意下さい。 本筋については映画を観ていただくとして、ここは映画の中の小ネタです。主人公は作家崩れで、探偵事務所で働いている探偵です。別れた妻に払う養育費も滞り…

ストーカー

アイドル?でシンガーソングライターの女性が、元ファンだった男性に刺されて重体という事件がここ小金井市で起きてしまいました。私も時々利用していた建物で、しょっちゅう事件現場の前を通っているので、かなりショッキングなできごとでした。 この男性は…