日々の色々-from 2004-

2004年に行政書士事務所を開業し、はてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。日本語教師もやっています。

旧姓使用を推進する不思議な国


もう一か月ほど前のニュースになりますが、国が策定する「女性活躍加速のための重点方針」で、住民票やマイナンバーカードに旧姓を併記できるようにする、という話がありました。


何が何でも選択的夫婦別姓制度を阻止し、旧姓も使えるようにして矛先をかわそうという意図が見えます。


旧姓を公的書類で証明できる制度って便利なのでしょうか?つまり、旧姓を日常的に使いたい人は、戸籍名と通称の二つを使えと国が言っているのです。ダブルネームの推進ですね。


自分でも何にどちらを使っているのかわからなくなりますし、混乱する場面が増えることは間違いありません。それにパスポートでは併記はできても、データが戸籍姓のみであることは変わりないですし。


夫婦別姓制度に反対する人は「家族の崩壊」なとどいうことを理由にあげたりしますが、私は別姓制度を導入しない方が、今後却って崩壊の原因になるように思います。


それは、以前は女性は結婚改姓を「嬉しい」と言う人が多かったですが、現在は「本当は変えたくないけど、どちらかが変えなくてはならない。そしてほとんどのケースで女性が変える。だから、仕方なく変えた」という人が増えているからです。


その結果、今後どういうことが起こるかというと、女性は「姓を変えてあげた」という意識でずっと過ごすことになる。つまり、夫や夫の実家に対して「姓を変えてあげて、不便な思いをしているのに何なの?」という不満が蓄積されていくことになります。


夫としてもずっと「姓を変えてあげたのに」とか、「何で私ばかり面倒な思いをしなくちゃならないの」と言われ続ければ、けんかのタネにもなります。


どんどん時代は変わるのです。いつまでも旧姓使用でお茶を濁し続けられるわけがありません。自民党の議員たちは多分わかっていないとは思いますが。


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