日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

妻は夫の何に我慢をしているのか


婦人公論3月14日号の特集は「今の夫と、この先も?」というもの。


雑誌は滅多に買わないのですが、早速買って読んでみました。その中のアンケート「夫への不満は何?」(平均年齢59.9歳、平均結婚年数32.4年、回答総数107通)の結果が大体なるほどな、でした。夫の平均年齢は出ていませんが60過ぎでしょう。


1位:偉そうな態度
2位:クサい
3位:すぐ怒る
4位:話を聞かない
5位:セックスレス


この1位「偉そうな態度」にはやっぱりと思わずにはいられません。私はこの平均年齢より6歳ほど若いですけど、最近すっかり同年代を初めとする「おじさん」が苦手になっています。うちの夫は幸い偉そうではないのですが、同級生の男性を見ていても、友人の夫に関する愚痴を聞いていても、同業者の集まりに行っても、ホント、おじさんは偉そうなんです。


多分、仕事でもそこそこの地位に就き、日常的に部下に偉そうに振舞っているのがそのまま身に付いてしまっているのでしょう。地位は人を作ると言われますが、地位は社会的には役立つ人を作っても、日常的には人を劣化させると思わずにいられません。偉そうになってしまったおじさん達にはほとほとうんざりしています。地位に惑わされずに偉そうにならない人こそ立派な人ではないかと思う今日この頃です。


4位の「話を聞かない」もこれと同じことでしょうね。飲み会でも話をすぐに自分のことに持っていって、延々自説を述べる人とか、きっと家でもその調子なのでしょう。疎まれるだけです。


3位の「すぐ怒る」人も最悪です。私は耐性がないので、夫がすぐ怒る人だったらすぐに離婚です。楽しく暮らしたいですもの。誰だってそうではないのでしょうか。怒る人は家にいてほしくないです。


この特集にはその後にフィナンシャルプランナーによる離婚した場合の試算が出ています。離婚しない方が経済的にはお得なことは確かでしょう。でも、結局何が自分にとって一番大事かです。お金が大事な人はどんな夫であっても我慢した方が良いし、経済的に苦しくても精神的な満足を求めるなら離婚もありだろうし。


ただ、暮らせなくなってはだめですから、離婚前から自分の人生設計はよく考える必要があります。前にお客さんで離婚の5年前から資格を取るための勉強をし始めた方がいて、無事収入の目途もついて離婚できた方がいました。


この雑誌でもテレビ司会者の羽鳥慎一さんの前の妻のインタビュー記事が出ています。元々離婚のためではなく、自分の人生を考え、専業主婦になってしまっていたところからいろいろ資格を取得し、徐々にそれを仕事につなげ、仕事は自分にとって必要なことだと考えるに至り、そして離婚へと踏み切ったそうです。仕事と収入の当てがあったからこそ、離婚を考えた時に実行できたわけで、何も無い専業主婦だったら厳しいことは間違いありません。


離婚というのは、一般にはかなり大きな決断力が要ります。そして離婚を後押しするのには経済的な安定は不可欠です。そのあたりの計算はしっかりしていただきたいものですね。


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