日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

佐藤愛子さん


佐藤愛子さんと言えば、93歳の今でも元気に書き続けている作家(小説はもうやめたとのこと)。佐藤さんの本は実は小説は読んだことが無くて、エッセイのみしかないのですが、ちょっと落ち込んだ時に最近出たこちらの本を読みました。

『それでもこの世は悪くなかった』文春新書
それでもこの世は悪くなかった (文春新書)


書いたのではなく、話したことをまとめたものです。元気がもらえること間違いなしです。


佐藤さんの人生は色々あり過ぎてここでは書ききれませんが、一回目の結婚は別居の後に死別。この本には詳しく書いてありませんが、二回目は大借金をした夫が「借金の都合上、離婚した方がいいだろう」と言うので、そうしたら、何と夫は別の女性と結婚してしまったというもの。佐藤さんは夫の借金を何千万円も肩代わりしたというのに。その話もすごいですけど、ここでは作家になるきっかけについてです。

最初の夫は、軍隊から帰ってきたらヒロポン中毒になってしまっていたのです。そして中毒は治らない。

その時に私は思ったんです。
亭主の出来不出来で女の一生の幸福度が決まるなんて、こんなバカげたことはない。自分に力を持てば、亭主の出来が悪くたって堂々と生きていけるじゃないか。


そこで、実家に戻ってきてしまった娘に作家になることを勧めたのはお母さんでした。それまで小説を書いたことも無かったのに。
まあ、それで実際作家になれてしまう才能は羨ましいものですけど、もちろん最初からうまくいったわけではありません。

でも、やっぱり夫に頼らず生きていこうという姿勢は大事ですよね。自分の人生は自分でコントロールしたいですもの。


それからこの本には、何人かの作家の話が出ています。今の作家はどうかは知りませんけど、一昔前の作家はホント滅茶苦茶。人生はもっと気楽に考えたいものだと思うこと請け合いです。


事実婚・夫婦関係・離婚・不倫・別居・遺言など家族のことでご相談がある方は、当事務所までご連絡ください。
TEL.042-384-1836(10時〜21時、電話相談は有料です)武石文子総合事務所
メールでのお問い合わせはこちらから(メール相談1回は無料です)