日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

謝るのは難しい

今朝、FM放送のJ−WAVEに『謝罪の作法』という本の著者・増沢隆太さんが出ていたのですが、聞いていて「そうだよね」と強く思うことがありました。

曰く、「謝罪はコミュニケーション」。そうなのです。


不倫で配偶者に謝る時に、謝り方を誤ると夫婦関係を修復できないことがしばしばあります。それは口では謝るけど、質問に答えない時に多いです(タレントのベッキーさんが叩かれたのは、記者会見で質問に一切答えない形式にしたから)。

不倫をした方としては、知られていない事実はできれば伏せたい。事実が明らかになるともっと配偶者が怒り出すと思うし、不倫相手にも迷惑がかかる。けれどもこれが配偶者にとっては、「全く反省していない」「不倫相手をかばっている」と受け取られるのです。

落語家の圓楽さんの不倫会見は質問に全て答えます形式だったので、その後あっという間に鎮静化しました。そういうものなのです。


不倫をされてしまった方としては、知りたいのは事実。事実をきちんと話すことが誠意の表れなのです。

そして増沢さんは「謝るだけでは自分の言い分を言っているだけで、コミュニケーションになっていない」とも話していました。

そう、自分の言い分を言っているだけでは相手は納得しないのです。相手の怒りや悲しみを和らげることを考えなければ、真の謝罪にはならない、つまるところ保身に走るな、ということでしょうか。

そうそう、前にも書きましたけど「泣いて謝る男は信用ならない」はここでも当てはまるのです。自分に酔ったパフォーマンスに過ぎないわけですから。

「謝っているのに、いつまでも怒っている」と逆切れする人が時々いますが、それはコミュニケーションが足りていないということを自覚するべきだと思います。


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