謝罪
配偶者の不貞行為相手に謝罪を要求したい、というご要望はよくあることです。
謝罪文を要求したり、会って謝罪を求めたり。
謝罪文は取りあえず書けばよいわけですから、本当にそう思っていようがいまいが、とにかくそれらしく書かれたものが送られてきます。
通りいっぺんのものだったり、丁寧な字で心底お詫びの雰囲気が出ていたり。
本心はどうだかわかりませんが。
勿論心底お詫びをする人もいます。
中には本当は不貞行為が無く、食事をしたり、ちょっと二人で出かけたことに対してものすごく詫びる人もいるのです。
確かに肉体関係が無くても、メールをしょっちゅうやり取りしていて、二人でデートのようだったら、不愉快には思いますよね。
でもあまりに謝られると、実は本当は不貞行為があったのではと疑っていた気持ちに火が点いてしまうこともあるのです。
そして一旦疑いだすとどんどん疑いは深くなり、怒りも増幅します。
挙句、「慰謝料を払え。」などと言い出します。
もうこの時点では完全に疑いは一方的に確信に変わっていますから、これを覆すのは容易ではありません。
謝るというのもなかなか難しいことなのです。