行政書士になってからの日々の色々

2004年に東京都小金井市に行政書士事務所を開業し、はてなダイアリーで「女性行政書士でもある武石文子の日々雑感」を書いてきました。2018年11月はてなブログに引越ししてタイトルを変えました。事実婚・離婚・不倫・遺言・相続が得意分野です。日本語教師もやっています。

怒りをぶつけてもわかりあえない


夫の不倫がわかった妻は多くの場合、不倫相手の女性に対して謝罪を求めます。
他人の夫と肉体関係を持つというのは許されないことだと考えるからです。


そしてまた、多くの妻は不倫がわかった時に大きく動揺すると同時に相手の女性に対して憎しみを持つようになります。
ましてや不倫が原因で夫婦仲が悪くなっている場合は、尚更です。精神状態がどんどん悪くなって、眠れなくなったり食べられなくなったりする人も少なくありません。こんなひどい目に遭わせられているのですから、謝罪は当然と考えます。


それで「直接の謝罪」や「謝罪文の送付」を求めるのです。それは時に慰謝料請求の書面内で要求されることもありますが、メール・LINEや電話の場合もあります。


一方、謝罪を要求された相手女性はどう考えるのでしょうか。
不倫相手の男性が妻の方に戻ってしまった場合は複雑です。愛を語り合った人もいるでしょう。それなのにあっさり自分を捨てて妻の方に戻る。ショックも大きいです。

それに浮気したのは夫であるその男性ですし、時にはその男性が上司という立場なのに、相手妻は自分ばかり責めてきて「謝れ」と言う。


人は攻撃されると、守りの姿勢に入ります。
何で自分ばかりが責められなくちゃならないのか、とも考えます。でも色々調べると自分が不利な立場であることもわかります。

それで結論としては「取りあえず謝罪をする」、となるわけです。
謝罪文では、心にもないことを書いたりしますけど、つい一言嫌味を書いてしまう人もいます。

もらった方は「何なのこれ、全然反省していないじゃない」と怒りが増幅します。
それはそうです。大体の人は反省していないですから。
しかし、妻が欲しいのは「心からの謝罪」。この状態ではかなり難しいものです。

私が思うに、心からの謝罪が欲しい場合は相手を責めてもだめなのではないかと。
責められるというのは「北風と太陽」で言えば北風に該当します。風が入り込まないように一層心を閉ざして、風が吹き終わるのを待つ体勢を取ろうとするはずです。

だから怒りではなく、今味わっている悲しみや辛さを淡々と相手に知らせるべきだと思うのです。「こんな状況だけど、貴女はこのことをどう考えるか」でも良いと思います。

もちろんそれを伝えても通じないことはあると思います。そういう人にはそれ以上を期待しても無駄です。何を伝えても通じない人には通じません。


そして、不倫相手の女性は妻の怒りを増幅させないようにすることを考えるべきです。妻の怒りが増幅すればするほど自分にとっては不利になるわけですから。



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