日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

卒婚はどうなのか

「卒婚」という言葉があるようです。最近でもなく、2004年に『卒婚のススメ』(杉山由美子著)という本が出ていたということを週刊朝日9月23日号を見て知りました。


週刊朝日の記事によれば、離婚も後ろ向きの別居もせずに結婚を卒業することらしいです。つまり、夫婦としては終わりとも言えます。一緒に住みたくはないけど、離婚するまでもないということでしょうか。


単身赴任を機に長年別居になり、もう一緒には住めないと仰っていたお客さんは確かに今までもいました。
定年になって戻って来られてももう今更無理なので、別居か離婚を選ぶことになります。最初は止むを得ず始まった別居でも結局駄目になったりします。


卒婚でたまに会うことで良い関係が築けているそうですが、その人が必要かと言えばきっと必要ではないけど、何かあった時に一応夫婦として頼りになるのかもしれません。対子どもや孫の前では夫婦揃っていたいという方もいらっしゃいます。


何かこの人と一緒にいるのは疲れるという人は卒婚と言わなくても、別居してみても良いと思います。
ただ、別居は支出額が増えるので、経済的に余裕が無いとできません。誰でもできることではないです。


それに夫婦とも対等に収入があればそれぞれ独立採算制で問題ないかもしれませんが、収入差がある場合はお金の管理をどうするかという問題もあります。毎月、一方が他方に生活費を渡すのなら、取り決めも必要になります。

夫婦として関係を続けるわけですから、他に彼女や彼氏を作って良いのか、という問題もあります。更に老後には介護の問題も出てくるかもしれません。相手を介護が出来そうにもないのなら、離婚の方が安心というのもあります。

卒婚いいかも、と誰でも簡単に決められることではないのではないでしょうか。


でも、ちょっと試してみたいという方はご相談いただければと思います。


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