再婚に思う
2015年の統計では結婚した夫婦の内、どちらか一方か両方が再婚だった割合が26.8%で、過去最高だったそうです。
4組に1組以上が再婚というのは、再婚が普通のことであることを印象づけますし、逆に言えば離婚も怖く無いということでもあるかもしれません。
私の知り合いで、15年以上も別居をした後に書面のやり取りでようやく離婚を成立させた人がいます。
別居も長引くと、わざわざ離婚をするのも面倒になりがちです。放っておくと相続が発生したりして面倒なことになります。再婚したい人が現れてもまだ女性は離婚後すぐに再婚できませんし、別居中に違う男性との子を宿すと、夫の子となってしまうので、離婚するつもりなら早めにすることが大事です。
しかし、一度離婚をすると法律婚に疑問を感じ、「何のために法律婚をするのか」と思う人は少なからずいるようです。特に一度改姓していることが多い女性は、復氏や再度の改姓などやっかいなだけで、メリットは相続のみだと思います(まあ、それも遺言書があればかなり解決できますし)。自分の財産が十分にある人は相続のメリットも大したことないかもしれません。逆に自分側の財産を相手方に渡したくなければ、法律婚をしない方が安心です。
多くの人は、制度があればそれに則るのが当然だと考えるのでしょうけど、自分に本当に法律婚が必要かを一度考えてみた方が良いと思いますよ。
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