日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

遺言・相続

死後離婚その2

死後離婚は、ますます話題になっているようです。今週の『週刊現代』にも記事が載っていました。 「姻族関係終了届」を出せば、配偶者の死後、配偶者の親族と縁を切れることを知らなかった人が多いみたいで(実は、うちの夫にも聞いてみたら知りませんでした…

遺言書を書く時に気をつけたいこと

遺言書を書く時の注意点はたくさんあります。今回はその中で特定遺贈と包括遺贈について書きたいと思います。自分の財産の死後の遺贈先を遺言書で指定する場合、二つの書き方があります。一つは「預金は**に」「不動産は××に」というように、対象の財産を…

死後事務委任契約

最近、終活というのが話題です。自分の最期に向けての準備ということですね。死後に対する準備としては、遺言書が真っ先に考えられますが、遺言書は万能ではありません。遺言書で法的な効力があるのは、財産の相続と処分についてと、未成年の子どもの後見人…

相続手続きと戸籍

またまた、夫の父が亡くなった後の話です。不動産や預金などの財産の相続手続きにあたっては、亡くなった方の戸籍(除籍)謄本が必要になります。それも最低でも10歳位から(一般には生まれてからと言われますが)死亡に至るまで全部です。それは、相続人…

ネットのID削除

先日、夫の父があっという間に亡くなったことを書きました。父は早くからパソコンを使い始め、パソコン2台(Mac,Windows)、iPad、iPodを所有して80歳とは思えないほど使いこなしていたと思います。死後、財産整理の一環でデジタルの整理を始めました。ネ…

法律は最終手段では?

不倫でも離婚でも、はたまた相続でもそうですけど、何かしら人と人とがもめた時にこれを最初から法律によって解決しようとすると、却って解決できなくなることがあります。或いは却って不利な結果になってしまうとか。確かに「法律に則って解決」というのが…

保険金の受取人

事実婚の場合、生命保険の死亡保険金の受取人に妻や夫を指定できないことがあります。そのために法律婚をしたご夫婦もいました。しかし、実は遺言書で受取人変更の指定をすれば、事実婚の妻や夫を受取人にすることができるのです(保険法44条)。これは重…

土曜ドラマ「ジャッジ2 島の裁判官奮闘記」

私は「ER」以外のドラマはあまり見ないので、このジャッジも今まで一度も見たことが無かったのですけど、今回は嫡出子(法律婚をしている夫婦間の子)と非嫡出子(いわゆる婚外子)の遺産分割調停の話なので、ちょっと見てみました。今までにも書いたこと…

葬儀について

件のご近所の方の葬儀に夫と共に参列した結果、故人は何と私と同い年ということがわかりました。う〜ん。 葬儀は普通に仏式でしたけど、坊さんの説教が妙に宗教の宣伝という感じで鼻につきました。仏教は葬式くらいしか宣伝の場が無いのでしょうか。もっとも…

相続争い急増中

今日のNHKクローズアップ現代は、相続争いで家裁への申し立て件数が急増している話でした。死亡者数の1割程度の数が申し立てされるということですから、かなりだと思います。それも、相続額5000万円以下での争いが増えているとのこと。莫大な遺産を巡って…

悲しい知らせと嬉しい知らせ

一週間にその両方があって、気分が下がったり上がったりでも下がったりという感じでした。 まず嬉しい知らせはしつこいようですが、『大切な人に遺す自分ノート』 すばる舎 武石文子編著 出版社から連絡があり、お陰さまで初版で終わらずに済むことになりま…

無料相談会

ようやく今日、確定申告と納税を済ませました。締め切りが近づかないとなかなかできないのです、私って。はー。 それから今日は、市役所で相続等の無料相談会の相談員を初めてやりました。難しい質問が来ちゃって、即答できないと困るなーなんてちょっと不安…

遺言の書き方

書店の暮らしの法律コーナーに行くと、たくさんの「遺言の書き方」の本があります。内容はどれも似たりよったり。遺言書の種類や、相続の制度、有効な方式、遺言書の文例、相続人の対処法や自分に有利な遺言を残してもらう方法。更にはトラブル例など。遺言…

鉄道脱線事故

死者が100名を越えそうですね。飛行機事故のようです。飛行機に乗る時は、毎回「落ちるかも」という意識がどこかにありますが、電車に乗っていて「死ぬ」と思うことはまず無いです。誰でも大抵そうでしょうけど。 いちいち遺族にマイクを向けて話をさせ、悲…