日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

偉い人は誰

一ヶ月以上ぶりのブログですが、元気にやっています。暖かくなったら仕事がバタバタと来て、尚且つ日本語のオンライン講師も始めたので、あたふたしていました。

あたふたしていると言えば国会でして、森友問題の文書改ざんとか、加計問題はまだまだ闇の中。役人の忖度で日本は潰れるんじゃないかと思うほどです。財務省の官僚と言えば、成績超優秀な人達の集まりのはずですけど、正義より保身というのはみんな同じなのでしょうね。こういう風に役人が政権の言いなりになるのを見ると、政権が戦争に向かえば一丸となって戦争に向かっていきそうで怖いです。


そこで最近よく考えるのは偉い人は誰なのか?ということ。

偉いには

1.地位が高い(総理大臣とか社長とか、そこまでいかなくてもある程度の地位にあること)
2.業績が立派(素晴らしい研究をしてノーベル賞を取るとか、オリンピックでメダルを取るとか)
3.人格が立派


の3つがあるかなと思っています。1番の偉くなって人格も兼ね備えている人というのはそう多くはないのではないでしょうか。人格者だと、この世の中偉くなれない仕組みなのではないかと思います。また、偉くなる人は2番の業績とはある意味違う業績が立派なのかもしれません。それはその人がいるグループにとっては立派な業績。つまり社長になるにはその会社にとって立派な業績を上げることが必要ですから、そのグループにいない人にとっては害になることもあるわけです。

もちろん、1番と2番は両方兼ね備えられることも少なくないと思います。素晴らしい研究で大学教授になるとかは、その一つですね。


ただ、2番の素晴らしい業績がある場合、多くは日々そのことに没頭しているので、それ以外のことはだめだったりする人は少なくないと思います。私は素晴らしい業績を上げて注目されている人を見るたびに、裏の生活はどうなっているのかと思ってしまいます。

日々暮らしは、家事と言われる雑事に覆われています。それをお手伝いさんを雇って外注するのなら、それはそれで良いのかもしれませんが、内助の功などという無償労働者がいるから上げられる素晴らしい業績、得られる地位。業績が立派であってもどうなのでしょうね、それって。


それなら3番は簡単かと言えば、バランス良く人格者というのはなかなか難しいことのように思います。例えばボランティア活動に力を入れているからといって、性格が良いとは限りませんし、外では立派な振る舞いの人でも家では身勝手な人もいます。


つまるところ、どんな人が偉いのかって難しいですよね。

そして、全方向に立派な人というのに私は会ったことがないので、死ぬまでに一度そういう方にお会いしてみたいと思っています。誰か素晴らしく立派な方がいらしたら是非紹介して下さい。


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夫婦別姓制度に反対する人って

私の家の周りでは、今、梅が満開を過ぎたところです。今年は桜の開花も早いとか。


昼間が長くなり、春めいてくるこの時期は、卒業の季節でもあり、そしてもうすぐ、就職・新入学・進級。わくわくしますし、そのわくわく感と、この少しずつ暖かくなって、春が近づく感じがあまりにマッチしていて、年度始めを9月にもってくることは考えられない私です。

というのを夫に話したところ、夫婦別姓に反対する人もそうなのではないかと。

結婚する=姓が同じになる。それが当たり前だし、そうなることにワクワクしているのに………。だから、夫婦別姓反対!と。


もちろん、そういう人は少なからずいるかと思います。夫婦同姓制度は、明治政府になってからヨーロッパをならってできた制度で、長い日本の歴史から見れば割りと最近のことです。でも、この制度にすっかり絡め取られてしまって、やれ「子どもが可哀想」だの、「家族の一体感が」などど言う人が国会議員にも多数いて、いつまで経っても選択的夫婦別姓制度の埒が明かないのは、周知の事実です。


自分がなじんだことと違うことに対し、嫌だなと思うのは心情的にはよくわかります。

でも、長年なじんだ自分の姓を何で結婚によって変えなければならないのか(それも一方のみ)、それもおかしなことなのです。現代においてはそれは人権侵害にもあたるのではないかと思っています。


夫婦別姓制度は、選択的と頭に付くので、別姓を選択したいカップルだけに適用する制度です。

でも、自分は姓を変えたくないけど、姓は一緒がいい。でも相手が改姓が嫌だと言ったらどうしよう、とか、息子の相手が改姓は嫌だと言ったらどうしようという人がこの制度に反対しているのではないかと思います(両方とも結婚相手の人権を無視した自分のわがままだということに気づいてほしいですが)。


調査でも年々選択的夫婦別姓制度の支持率は上がっています。裁判も複数始まりますし、この制度が導入されるのは時間の問題だと思っています。


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電話相談


私、実は電話が苦手です。特に相談の場合は、表情が見えないと感情のゆらぎもわかりにくいですし、話すタイミングがずれてしまったり、相手の方と話がかぶってしまったりしてしまいがちです。


それなので、今ままで積極的に電話の相談は受けてきませんでした。後払いにしていた頃は、払わずにそのままにされてしまったことも2度ほどありましたし。

でも、先払いもなかなかやりにくいものです。それにちょっとだけ聞きたい時に30分分払うのも何でしょうから。


最近、「愛カツ電話・メール恋愛相談」というサイトの相談者になりました。これですと1分刻みの課金なので、ちょっと聞いてみたいという時にも便利だと思います。


現在は1分200円です。常時受けているわけではなく、私が電話を受けられる状態の時だけ、待機中の表示が出ます。電話相談だけでなく、メール相談もあります。1メール3000円です。


恋愛相談と書いてありますけれど、別に恋愛に限って相談を受けているわけではないので、男女のこと、夫婦のこと、事実婚のこと、遺言のことなど分野を気にせず気軽に相談なさってみて下さい。

ザ・ノンフィクション

もう3日も経ってしまいましたが、日曜日のテレビ「ザ・ノンフィクション」「消える結婚」後編で、事実婚のご夫婦が出演されていました。

その40代の女性の方が、専業主婦の長年の友人に「事実婚」で結婚したことを話すシーンがあるのですが、専業主婦に満足している友人には事実婚にしたことの価値がなかなか通じないというのが、印象的でしたね。


自分が考えたこともないことというのは、もう土俵が違っていて理解不能なものだと思います。同じような反応をされたことは私もありました。婚姻届を出すことが当然と思っている人には、出さないという選択肢は「何か事情がある人がすること」と映るようです。私も事実婚にして10年以上過ぎてから「いつ出すの?」と聞かれたことがあります。(その友人も、私がフジテレビの「バイキング」に出た時に、事実婚について話しているのを見て、ようやく理解できたようでした。)


さて、またこのご夫婦は事実婚をする上で、委任契約と任意後見契約をし、更に遺言書を作成しています。(実は私がこれに関わっているのですが)。


事実婚をされる方には重要なこれらの書類は、是非私までご相談下さい。


事実婚・離婚・夫婦関係・不倫・別居・遺言・相続など家族のことでご相談がある方は、当事務所までご連絡ください。
TEL.042-384-1836(10時〜21時、電話相談は有料です)武石文子総合事務所
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日本語の添削・校正致します。


元々、行政書士として契約書の点検もしていますし、また出版社などから請負で校正やリライトの仕事もしているのですが、日本語教師の資格を得たこともあり、個人的な文書の添削のご依頼もお受け致します。


耳の不自由な方(聾者)は、助詞の使い方などがなかなか正確に身につかず苦労されるという話も聞いております。そのような方の文章添削なども行います。


また、母語が日本語ではない方の履歴書や就職のためのエントリーシート、小論文など日本語の文章であれば何でも大丈夫です。


更にスタッフには国家資格であるキャリアコンサルタントもおります。日本人大学生・大学院生の就職用のエントリーシートなど応募先に出す書類、一般の方の就職用の書類も丁寧に添削致しますので是非ご相談下さい。


I will correct Japanese sentences, papers, resume, etc. you wrote.

You can send your writing by E-mail.
Contact me from here.

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早稲田学報


息子は早稲田大学の大学院に在学中だが、学部は卒業しているので、卒業生に送られる「早稲田学報」というのが毎月毎号届く。112ページもある立派な冊子だ。


そして息子は読まないが、届く活字は何でも手に取る私は毎号読んでいる。主に早稲田大学の卒業生をテーマに雑誌が組まれているので、興味のある号無い号ある。先月号は作家がテーマだったのでかなり面白かった。


さて、私は地方の旧制男子中学から続くバンカラな県立高校出身である。当時は男女比が3:1だったので、男子に負けない女子が通う学校だった。その高校では早稲田大学と慶応大学への合格者数が2:1位の割合だった。地方のバンカラな高校はみんなこういう感じではなかったのだろうか。


私立文系志望だった私も当然のように早稲田大学への進学を希望していた。高校生の時、夏期講習や冬季講習に東京まで出してもらったのだが、その予備校も高田馬場にあり、「早稲田」の文字が付いていた。


しかし、受験の結果、早稲田大学の第一文学部と教育学部には入れてもらえず、慶応大学の文学部へと進むこととなったのである。当時はバブルに向かって世の中が華やいでいる時代であった。慶応のキャンパスには毛皮のコートを来た女子学生が闊歩し、皆テニスラケットを抱えていた。私はその中で毛皮は着なかったけれども、テニスラケットを抱え、冬はスキーを楽しむ、それなりの女子大生をしていた。


そしてその後偶然に、同じ大学同じ学部同じ学科(専攻は違う)卒だけど、学生時代には知らない人であった夫と出会って結婚に至っている。夫もこれまた早稲田大学にふられて、慶応大学に入った人であった。


さて、話を早稲田学報に戻すと、学報には卒業生が昔を懐かしがって書いているページが散見する。同世代の卒業生が書いているものを読むと、私が想像していた早稲田大学そのもので、それを読んで久しぶりに「早稲田大学志望」だったことを思い出したというわけである。


もし、私が早稲田大学に入っていたら、今とは違う人生だったかもしれない。夫とも出会っていなかっただろう。大学入試は人生の分かれ道の一つである(ついでに書くと息子は慶応大学に落ちている)。


もうすぐまた大学入試の季節がやってくる。志望大学に進めない人も沢山出るに違いない。でもどこの大学に入ろうともその後の人生はその人次第であるのは確かなので、それだけは言っておきたい、というようなことを言う年になったなと思う昨今なのである。

収入の無い専業主婦という職業


1月4日の朝日新聞の記事「(家族って:3)専業主婦の私、輝けるのに 夫や息子の幸せ、支える誇り」を読んで以来、ずっと気になっています。それは専業主婦の地位。

この記事に出てくる43歳の斉藤さんは、全力で主婦業をしていらっしゃいます。毎朝、お弁当作りから始まり、洗濯機は3回回し、3LDKは毎日掃除をする。おやつは手作り。夜寝る頃にはクタクタ。

毎日、ほぼ同じ流れを繰り返す。昨年のクリスマスイブ。子どもたちと作ったピザやケーキで食卓を囲むと、夫が「幸せだな」とつぶやいた。「みんなの幸せを支えているのは私」。誇らしかった。


完璧な専業主婦です。


主婦業を評価してくれるのは家族しかいないのですが、普通は家事・育児は当たり前のことと思われ、評価してもらえない辛さがあります。この斉藤さんは夫に「幸せだな」と言われ、それが評価になっている。


専業主婦は、嫌な言い方をすると夫に雇われ、家事・育児をしているとも言えます。だから夫がご主人様。お金を稼ぐ人が強く時に「誰が稼いでいると思っているんだ」などと暴言を吐かれる(もちろんこんなことを言う夫は最低です)。夫が浮気をしていても、お金のために我慢して離婚もできない、というのはよくあるパターンです。お金を稼いでいない故にどうしても立場は弱い。


何にも収入がないのに離婚したいと仰る方が時々いますが、現実的にそれは難しいです。どうやって暮らすのか。まず収入を得られるようにして、離婚はそれからでしょう。


幸せな専業主婦になりえるのは、斉藤さんのように夫が妻の上に君臨せず、妻の家事・育児をありがたいと思ってくれている場合でしょう。そういう夫であれば、専業主婦でも安泰で幸せに生きていける確率が上がります。


専業主婦になりたい、或いは扶養内で働こうぐらいに考えている女性は、夫を選ぶ時にそういうところを見ることが大切ではないでしょうか。でも、大丈夫だと思って選んだ夫がそうでないことは、これもよくあることです。


収入を得ずに生きるというのは、かなり大きな賭けです。賭けに勝つには、よく働き家族思いの良い夫をつかまえることが必須条件で、全てがそこにかかっていると言えます。


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