日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

家庭環境

山口県光市の母子殺害事件で、元少年に死刑判決が出ましたね。ここでは、その判決の是非は置いておいて、その元少年の家庭ですけど、母親は自殺、そして父親の暴力があったようで、家庭環境は恵まれていなかったとされています。古い事件ですが、連続射殺事件の永山則夫も子どもだけが置き去りにされるというひどい家庭環境でした(因みにこの出典はWikiです。20年ほど前に彼の本を読みましたが、思い出せなかったので。)家庭環境は言い訳にはならないと思いますが、本人の人格形成に大きな影響を与えていることは間違いないと思います。

話変わって、とある30代前半の独身男性が、彼女にするかどうかを決めるのに、必ずする質問があると言っていました。それは「親のこと好き?」というもの。そこで「うん。」と答えれば○なのだそうです。これを聞いた時、ちょっと複雑な気分になったことを覚えています。彼の質問が意図することはよくわかります。親との関係が良好な女性はひねたところが無く、すくすくと素直に育ったというイメージでしょうか。

自分が例えば20代の頃、この質問をされたら多分すぐに「うん。」と答えることは無かったと思います。親とは離れて暮らしていましたが、多少なりとも確執はありました。(だから、素直じゃないのか、私は(~_~;)って。)その男性の彼女になることはきっとありませんでしたね。

結婚相手を選ぶのに、家庭環境が大事というのは、ある意味正しいと思います。ひねた性格より、気立てが良い方が良いです(普通は)。もちろん持って生まれた性格もありますが、環境によって育まれた性格も大きいです。だけど、親子関係だけを判断基準にされてしまうと、世の中はじかれてしまう人だらけになってしまいますね。

離婚や再婚が増えれば、家庭環境が複雑な人も増えます。離婚や再婚が子どもにストレスを与えることはどうしてもあります。家庭環境は子どもにはどうにもできないものです。子どものことを考えて、離婚を躊躇する人も多いですし、何とか離婚せずにやっていけるのなら、それはそれで良いと思います。でも、子どもに夫婦の不仲がわかってしまうのなら、考えものでしょう。親が不幸せを漂わせているところで、子どもが素直に育つとは思えないですから。