事実婚と夫婦別姓と
今日、最高裁で夫婦別姓訴訟と、女性の離婚後の待婚期間についての口頭弁論が開かれたようです。いよいよこの裁判も大詰めを迎えようとしています。
それとは関係なく、先日某大学の大学生の女性4人が、ゼミのグループ研究のテーマとして「事実婚」を選んだとかで、インタビューにやってきました。こういう研究テーマのインタビューは覚えている限りですと、4回目かと思います。
自分の息子達より若い方もいるわけで、私自身が完全に彼女たちの親世代。年を取ったなと思いましたね(苦笑)。
私の著書『事実婚のホントのことがわかる本』もお読みいただいたそうで、一応、基本的なことはわかっている状態でいらしたはずなのですが、やはり「何でこんなことをする人がいるのか?」という驚きはまだあるようでした。事実婚の人たちに会ったことがない人にありがちな反応です。
法学部の学生でもないので、具体的な法律と制度みたいな話がしにくいというのはありました。法学部生でも怪しいところですが、大学生が現行制度に疑問を持つというのは、なかなか難しいことだと思います。何で戸籍制度はあるのか、どんな歴史があるのかというのは、それだけで話が終わってしまうほどですし。
制度には国家の意図というのがあるということだけでもわかっていただけたら、とは思ったのですが、どの程度話が通じたのかはわかりません。
私が驚いたのは、大学3年生にとって「結婚は遠い未来の話」だということでした。これでは晩婚化して当然ですね。昔は、今だったらセクハラレベルの「クリスマスケーキ」(25過ぎたら売れ残り)という言葉もあって、私も追い立てられるような気持ちがあったことを話したら驚いていましたね。
「晩婚・晩産より、早く産んで早く遊べるようになった方がいいよ」というのが、私の彼女達への言葉になってしまったのも何だかでしたけど。