不倫は辛いよ

最近、配偶者のある人と不倫をしている、或いはしていた本人からの相談が多いのです。
お話を聞いていて思うのは、「不倫って辛いな」ということです。

不倫ではなく、ただの恋愛でも辛い恋は確かにあります。三角関係であったり、自分は結婚したいと思っていても「結婚する気は無いから」と言われていたりとか。

でも不倫は、これを恋というなら、あまりに足かせの大きい恋です。まず、基本、ばれないようにしないといけない。相手の配偶者にも、二人を取り巻く人（勤め先）、自分の家族にも。そして、ばれたらおよそ祝福されない。

そして、二人の未来を描くには無理がある。実際には未来を描いている人は多いのですけど、現実味が薄いし。「離婚できたら」「子供が大きくなったら」という本当にそうなるの？というような条件付なので。

そんな辛い思いをしながら、それでもただ「好き」というその気持ちだけで、頑張っていたのに、妊娠したり、配偶者にばれるとあっさり手の平を返される。その上、その相手の配偶者には責められたり、慰謝料を請求されたり。

不倫をしているのが悪いと言えば、もちろんそうなるのですけど、恋愛の最中も辛く、終わっても辛いというのは、経験しないと実はなかなかわからないことだったりします。味方だと思っていた不倫相手が実は真に味方ではなかった、というのは想像外のことでしょうから。

まあ、私が幾らこう書いても不倫が無くならないことはよーくわかっています。だから、そういう辛い不倫にはまってしまった人は、どうぞ愚痴をこぼしにいらして下さい。話すことも一つの癒しになりますから。

ただ、何でも自分中心の考えに対しては、第三者としての指摘をすることもあります。それは、不倫相手やその配偶者の相談も受けているので、考え方の違いを知っているからです。自分の想像と、実際に相手方が考えていることは違うものですから。