民法改正案
法務省が選択的夫婦別姓などの改正案概要を出しましたが、それは1996年に法制審議会が答申した民法改正要綱と同じです。そこから一歩も進まず、自民党がずーっと店ざらしにしてきたものです。
今回は亀井静香金融・郵政担当相が反対を言いまくっていますが、それって埋没しそうな国民新党をアピールするためでしょうかね?困ったものです。この法律を長年待ち続けている多くの人がいるというのに。
改正案の中では選択的夫婦別姓以外にも、非嫡出子の相続差別の撤廃、五年以上継続して別居の場合、裁判上の離婚原因と認められるというのが大きな柱です。
私自身は事実婚で、うちの子供は非嫡出子ですが、この法律は別に私個人としては待ち望んでいるものではありません。ただ、「家族の絆」なんていう理由で反対されると非常に腹が立ちます。
家族の絆って何ですかね?それじゃ結婚改姓した人は自分の親との絆は弱まったっていうことでしょうか。それとも、弱めろっていうことでしょうか。それこそ時代錯誤でしょう。この子どもの少ない時代、夫婦は自分の親も相手の親も両方支えていかないとやっていけないです。「姓」には関係無いことです。
まあ、姓が同じじゃないと夫婦関係が弱まるというような人は、結婚しない方がいいかもしれません。夫婦の絆っていうのはそういうものではないと私は思っていますので。