子どもへの影響
今週の週刊朝日に「小学生がうつ病で自殺していく」という記事が出ています。
小学生がうつ病になり、そして自殺までしてしまうなんて、何ということかと思います。原因は親からの過剰な期待やプレッシャーなどが詳しく書かれていましたが、やはり家庭環境に問題があるという話の中に3割は親が不倫をしている家庭と出ていて、ああ、やっぱりそうなんだなーと。
子どもが中学生以上ですと、例えば不倫をされた側の親が子どもにそのことを話すこともありますが、小学生の場合は、基本的に隠すのが普通です。でも、子どもは敏感に夫婦の不和を感じ取り、他所に楽しみを見つけて家族を顧みない親に心を痛めた結果、うつになってしまうのでしょうね。
また、不倫をされた側の親もうつ病になることが多いので、子どもは安息できる所が無くなるというのもあるでしょう。切ない話です。
よく不倫をされている側が、配偶者の不倫相手に慰謝料を請求する時、子どもの分まで請求したい(現状判例では認められていない)と仰いますが、その気持ちはよくわかります。
子どもは、うつの症状を表現することが難しいので、早めに変調を親が気づくしかありません。不倫の代償が子どもの自殺だったらやり切れませんから。