日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

不倫の結末は美しくない

私は仕事としては、不倫をした結果、困った事態に陥った方のご相談もお受けしています。だからといって、不倫を別に肯定しているわけではありません。事情は色々でしょうけど、不倫は絶対に「良いこと」ではないとは思っています。でも、何となくそういうことになってしまう、何となく関係が続いてしまう、その相手と舞い上がってしまう、ということはありがちなことで、ばれてから後悔する人も多いですし、初回なら許してやってほしいな、とは思います。

しかし一方で、積極的に配偶者のいる(特に子どももいる)不倫相手を自分のものにしようと思って行動するという人もいます。「どうやったら相手を離婚させられるか」などという相談メールが来た日には、私もちょっと怒りが沸きあがります。子どものいる家庭を不幸にして、あなたはその責任が取れるのでしょうか。一生その子が傷を負うかもしれないのに。


昨日、ドラマ「法の庭」を見ました。挿話的なものも含めると3つの浮気&不倫の話が入っていましたけど、特にメインの妻子ある判事と独身女性の不倫の話は何となく美しい話に仕上げてあって、違和感を感じました。5年も不倫していて、間には男に内緒で中絶もして、家には男の証拠となるようなものは残さず、みたいな。それは立派なのか?そして、若い女性と不倫を長期間する男の無責任さの追及はないわけ?

若い女の子が長期にわたって不倫を続けるというのは、現実よくあります。結婚できるかもしれないと期待を抱かされながら、妊娠すれば中絶の繰り返し。その結果、若かった女の子も若くなくなり、婚期も逃し、子どもも産めない体になったり、産める時期を逃したり。女性が若くて、その若さ故に美しい期間は決して長くはありません。その大事な短い期間を不倫で無駄にすることがないように、自分だけが馬鹿を見ることになることを考えて、と思わずにはいられません。

そして、自分だけが馬鹿を見たとわかった女性の復讐心はすさまじいほどに恐いです。そうなって初めて後悔する男性の多いこと。でも、こうなったら簡単にことは終わらないですからね。(因みにそうなってから相談されても私もどうしようもできません)