弁護士不足
昨日のNHKのクローズアップ現代は、弁護士不足がテーマでした。
弁護士は増えたが、半分は東京にいて、地方にはちっともいない話です。
六本木の100人以上の大規模弁護士事務所では、大企業の企業法務やらM&Aやらで大変忙しいとか。弁護士も結局、大きな金の動く仕事がしたいわけですよね。格好いいですし。
一方、地方の弁護士は、結局殆ど県庁所在地あたりにいるようです。番組では、借金の整理を頼みたくても頼める弁護士もいない、ということで裁判所が説明会を開いている様子を取り上げていました。
東京に住んでいると地方のことがわかりにくいですけど、県庁所在地の弁護士が全県をみるのは無理なんですよね。列車の本数は少ないし、日本は山国なので車での移動には、必ず山越えがあったり(昔、バイクであちこち走った時実感しました。特に城下町は、山や海に囲まれている所が多いです)。
私のところにも、ある地方の方から離婚についての相談を受けてくれる弁護士がいないという、相談が来たことがあります。幾ら、裁判所の支部があっても弁護士がいなければどうしようもありません。
それで、行政書士でも特定調停などの、借金の整理の仕事をしている方がいるようです。多分に違法なのですけど、本人申請の形で作ってあげているらしい。違法はまずいですけど、このような状況なら、行政書士にもその仕事を開放した方が、みんなの為にはなると思います。