耐震偽造の次は

子どもが受験なので、2005年の重大ニュースを一緒に見直しているのですけど、皆さんはまだ覚えていますか？まあ、間違いなく、郵政改革と総選挙は出題されるでしょうけど、何かもう遥か過去。私的には、耐震偽造がトップニュースなのですけど。

そして、もう今年の重大ニュースに間違いなくなりそうな事件が起きましたね。まだ一月なので、年末の頃には印象も薄くなっているかもしれませんが。

堀江氏逮捕、とともに名称が堀江「容疑者」になって、子どもは驚いていました。証券取引法違反＝犯罪という理解は、よく目には見えないものなので、へー、そうなの〜、誰かにハメラレた？という感じになるわけですが、まあ、嘘ついてインチキやって金儲けしちゃ駄目なんだよ、という教訓っぽい事例でしょう。まだ、容疑の段階ですけど、自殺者が出た時点で判定は「クロ！」ってなものです。

ライブドアは、いつの間にやらマネーゲームで拡大する会社になっていたわけで、堀江氏は起業家だったけど、実業家ではなく、虚業家に成り下がっていたわけです。そんなに金儲けってしたいのですかねぇ。

お金はあればあるように使い、無ければ無いなりに暮らす、というのが常日頃私が思っているところですが、最低限のラインは勿論ありますが、お金は少し足りないぐらいに暮らす方が楽しくないですか？

買い物する時も、よ〜く吟味した挙句にこれ、って決めたり、欲しかったものがようやく手に入れば嬉しいですし。美味しいものも、たまに食べられるからすごく美味しく思うわけで。まあ貧乏性なのですよね。高級車も、高級マンションも、自家用ジェット機も要らないですから。

それで、ここのところ「額に汗して働く価値」が急に脚光を浴びることになっていますけど、かつてはその代表格だった工場は、みんな海外に行ってしまって無いわけですし、会社は金のかからない派遣社員やアルバイトばかりしか雇わないし。「どこで働けばいいんじゃい！」と若い人たちは怒るべきですよ。

きっとそのうち、日本人は海外に出稼ぎに行かなければならなくなるような気がします。

まあ、行政書士も何にも生み出さない職業なので、虚業には違いないです。（更に、ライブドアの威光を笠に着ていた士業者も結構いるみたいですけど、どうするんですかね。）