浮気は誰が悪いのか

正月に実家でのんびりしつつ、離婚や浮気（不倫）関係の本を斜め読みしました。判例とか堅いのではなくて、「離婚カウンセラー」とかいう肩書きの人たちの本です。この離婚カウンセラーというのも、検索するとよく出てきますが、大抵離婚経験者の女性が自らの経験を生かすべくなるようです。特にそんな資格があるわけでもなく（自らの会社で作っているところもあるようですが）まあ、自称ですね。私も自称しようかな、なんて。

で、その本の中に弁護士との対談が出ていて、「浮気をさせてしまう配偶者もいけない。」みたいな話があるのです。そっかー？と思いましたけどね。

つまり、「異性として魅力的ではないからよそに走る」。理論的には間違っていないと思いますけど、倫理的には間違っています。夫婦は何十年も一緒に人生を過ごす相手です。段々年も取るし、お互い全部わかってしまうのですから、いつまでも魅力があり続けるなんて、あり得ないです。どんなに魅力的であり続けようとしても、新鮮さはありません。そういう意味では、結婚は人生の墓場でしょう。覚悟が要ります。

配偶者に無いものや、新鮮さにひかれて浮気をするわけなのでしょうが、浮気は結局裏切りです。浮気は配偶者のせいではありません。そして、浮気の残す傷は大きいです。どうしても許せない人もいます。二度と気持ちが戻れない人もいます。そうなると離婚になるケースが多いです。でも、もう一度、二人とも覚悟を決められればやり直せます。

覚悟の無い結婚が増えて、離婚が増えたのかなーと思います。