突然、離婚を切り出されたら
ドラマ「熟年離婚」は週刊誌の見出しにも多々現れて、話題を呼んでいるようです。私も一回だけ見ました。
でも、ある日突然離婚を切り出し、挙句に家を出て行くということは、熟年に限らず現実にはよくあります。他に好きな人ができた、ということもありますし、その他の理由でもう耐えられなくなって、ということもあります。
何の前触れも無く(と思っている)切り出された方は大変です。大体「なぜ?」と思いますし、「一時的で、また戻ってくるに違いない」と思ったり「許せない」と激昂したり。そして「離婚には応じない。」と思ったり。その精神的ショックから来る感情の波の上下はすさまじいものがあります。
一方、出て行ってしまった方は、一刻も早く離婚したいと思います。協議離婚に応じてくれなければ、すぐにでも調停を申し立てよう、と先へ先へ進もうとします。とにかく早く終わりにしたいと思って。
このような二人の状況は、やり方によっては泥沼化してしまいます。意地になった相手が「離婚しない」と頑なに思ったらそこで一旦話し合いは頓挫するでしょうし。でも、固く離婚を決心した人を,またこちらに振り向かせるのはもう不可能と言えます。いくら裁判で離婚が認められなくても、心まで戻ることはありません。
離婚したい理由は色々挙げられるかもしれませんが、究極のところ「もう好きではない or 嫌いになった」というところにあるからです。
そこで、離婚したい方はいかに相手に納得してもらうかが大事になります。それにはある程度の時間が必要ですし、話の持っていき方も重要なポイントです。これを間違えると、もしかしたら何とか離婚にもっていけるものも駄目になってしまうのです。
離婚を切り出す方、切り出される方、どちらにも言い分があります。例え、自分が不倫をしても、相手に非があるように言うものです。片方の話だけを聞くと、さも相手が悪いように思えてしまいますが、現実は単純ではありません。
本当に離婚は大変!一つの協議離婚が成立すると私も心底ほっとします。