裁判員制度
いよいよ、21日から開始されますね。
私は候補にはなっていません。
ところで、最高裁判所が作った裁判員制度広報用映画「裁判員−選ばれ、そして見えてきたもの」というDVDを貰ったので、今日見てみたのです。
ドラマ仕立てで、広報映画だから無論内容に期待していなかったのですが、見ていきなり「ええっ。」ということが・・・。主人公が40代の男性なのですけど、その妻が夫に向かって丁寧語で話すのです。もちろん、夫は妻に丁寧語で話したりしませんよ。仮にも裁判所が作る映画が、こんなことで良いのでしょうか。私はこういう微妙な差別がとても不愉快なのではっきり言って怒りがフツフツです。裁判所が、こういう夫婦像が正しい夫婦であると推奨しているなんて許しがたいことです。
で、その次に思ったことは、「あーだから裁判員制度って必要なんだ。」ということです。今時、40代で妻が夫に丁寧語で話す夫婦がどれくらいいるか私もわかりませんが、少なくとも私の周りでは見たことがありません。この映画は完全に世間の標準とはずれていますよね。それが裁判所というところだということです。
裁判員に選ばれた方は、裁判所のこのずれた感覚を是正するべく、是非日常の感覚で判断していただきたいと思います。