日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

福澤諭吉展

慶應義塾創立150年記念のコラボレート企画、「未来をひらく福澤諭吉展」を見に土曜日に国立博物館に行ってきました。特に行きたかったわけでもなく、土曜の午前中が子供の学校の参観日だったので、そのままどこへ行こうかということになり、映画「チェ39歳 別れの手紙」を観に行きたい夫と行きたくない私の間?を取って、福澤諭吉展に行くことに(二人とも卒業生のため)。


こういうのって誰が見に行くんだろうと思いつつ行ってみると、そこはやはりどう見ても卒業生とか学生・附属の生徒のような人たちでいっぱいでした。単純計算で生きている卒業生だけでも20万人以上はいるのではないでしょうか。こういう企画も十分に成り立つわけです。


卒業生であっても福澤諭吉のことをよく知っているわけではなく、昔『学問のすゝめ』は読んだと思う、程度の私なのですが、その展示から知る諭吉の先進的な思想、権威に抗する姿勢には魅かれるものがあります。


特に、ちょっとうろ覚えですが「姓など符丁のようなものだから、結婚する男女の姓から一文字ずつ取って付ければよい。」という主張は、それをあの時代に言い出し、それも下級ながらも武士の家に育ったことを考えれば驚くべきことだと思います(今でも言ってほしいくらいです)。

自分が権威づけられるのも嫌だったみたいなので、一万円札になってしまったことは不本意なことではないでしょうか。あの一万円札の顔が諭吉の顔という印象がありますが、若い時の写真もたくさんあります。断髪前の諭吉なんかは、なかなかイイ男でしたよ。

東京は3月8日までですが、この後福岡・大阪でも開催されるようです。良かったらのぞいてみてください。