NPO法人はよく見極めて

NPO（特定非営利活動）法人というのは、全国で3万程度の数があるようですが、実態は色々なのではないかと思います。所轄庁の認証を受けていて、多くがボランティアなどの非営利活動をしている団体ですが、認証は書面審査なので、実態を調べて認証が出されているわけではありません。書類が整っていれば認証されてしまいます。

よって、他に営利組織を持っていて、その商売のために設立されていることもあるようです。かなり前も布団販売の会社がそれで問題になった記憶があります。

また、NPO法人はよく、独自の認定資格を作り、その資格を取ることを勧めていたりします。
そしてまた一方で、その資格を取るための講座を運営しています。
もちろん、ちゃんとした資格や講座の場合もあるのですが、その資格を取ったからといって自己満足以外、何も役立たないこともあります。

そのあたりをしっかり見極めないと、無駄な出費と無駄な時間を費やすことになります。中には無料講座を開いて、それが有料講座への誘導のこともあります。NPO法人という名前に安心して、騙されることが無いように気をつけるべきでしょう。

一方で、非常に社会にとって有益な活動をしていながら、資金難に陥っているNPOも数多くあります。無益な講座に金を払わず有益なところに寄付した方が世の為、人の為、ひいては自分の為になるかもしれませんよ。