日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

京都日帰り

 事務所のHPには「全国どこでも出張致します。」と掲げていますけど、実際は交通費以外に日当も頂くことになるので、そんなに遠くの方からお呼びがかかることはありません。今まで東京以外で出かけたことがあるのは、埼玉と神奈川と茨城のみです。しかしここで何といきなり京都に行くことになったのです。示談書の締結の立会いのために。

 どうせ行くならのんびりしたいですけど、関西在住の友人二人には振られてしまい(直前でしたし)、翌日も仕事が入っていたので、日帰りとなりました。12時33分に京都に着くと、残念ながら天気予報通りに雨。仕事は13時20分に終了。雨の中寺社巡りはしたくない(寺社巡り大好きなのです)ので、今日は博物館にでも行こうかと外を見たら、何と雨が止んでいる!

 スーツの上着やビジネスバッグ、そして傘もコインロッカーに入れて、いざ出発。半日ですから欲張らないことにし、地下鉄の北山駅から上賀茂神社を目指すことに。途中、かきつばたで有名だけど花の時期は終わってしまっている大田神社と西村家別邸というかつての神官の家にも寄りながら、ぶらぶらと歩きました。京都に行くのは、子どもの頃から数えて10回目ですけど、上賀茂神社は初めて。世界遺産らしい壮大な雰囲気。500円払って特別参拝すると、神官(可愛らしい女性でした。女性の神官は初めて見ましたが)が内庭を案内してくれます。去年までは皇族しか入れなかったそうですけど、収入増をはかることにしたのでしょうかね。

 見終わると時間は3時50分。この後どうしようかなー。比較的近いのは大徳寺ですけど、寺内の塔頭は4時半までが殆ど。歩いて行くと終わってしまいそう。いっそ四条河原町あたりにでも行って買い物でもしようかとバス停の路線図を見ていたら、バスがすぐに来てしまい、よくわからないけどそっちの方に行きそう(怪しい)だったので、乗ってしまいました。乗りながら地図を見ていましたが、どうやら遠回りの路線の様子。しかも何度か曲がるうちに、どこだかわからなくなり、あららと思っていたら、今宮神社というバス停でそれが大徳寺の近くだと判明。即、降車。

 大徳寺内には、枯山水で有名な塔頭が幾つかあるのですが、一つは工事中で拝観中止。一つは仏式結婚式(そう言えば上賀茂神社でも二組結婚式がありました)でやはり拝観できず、ようやく大仙院へ。ゆっくりしたかったのですが、空には怪しい雲が。これはまずいと思い、あまり近くない地下鉄の駅を目指すことにして歩き出したものの、地酒の看板を見て酒屋に吸い寄せられ、ついでに試飲までして1本お買い上げ。酒屋のおばさんに地下鉄駅までの道を尋ねると、地下鉄に乗るならすぐそこのバス停からバスターミナルまで乗ってそこで地下鉄に乗り換えると良いと教わりましたが、まだ歩く気十分。ちょっと歩くと今度は大徳寺納豆の看板に引かれ、やっているのかどうかわからない店へまたお立ち寄り。店に入っても人が出てこない。外のインターホンを押せとか書いてあるし。押したらすぐに出てきましたけど。味見をしつつおしゃべりをして一つお買い上げ。外に出るとばらばらと雨が降り出して。あー傘を持ってくれば良かった。買わないと駄目かと思ったら、おばさんに教えてもらったバス停には屋根があったので、これ幸いでそのままバスに乗り、これまた遠回りの路線でしたけど、京都駅までそのまま乗車。

 実は、時間がもったいなかったので、朝食べたっきり新幹線でコーヒーを飲んだだけで、先ほどの酒と納豆以外何も口にしていなかったのです。そこで帰りの新幹線で何かおいしいものを、と思い、駅の伊勢丹へ。京都らしいものということで、はも弁当にしました。更に京都には由緒正しいお菓子がたくさんあるし、お土産も買わねばと思い、お菓子コーナーへ。来週会う人の顔を思い浮かべチョイス。しかし買った後に賞味期限が明後日までだということに気づいたりして、更に違うものを追加。京都のものではないと思うのですけど、お腹が空いていることもあり、大好きな柿の葉寿司にも手が伸びたりですごい荷物になってしまいました。

 家に帰ってその荷物を見た夫が、まるで2,3日行って来たようだね、と呆れていました。帰宅後に小金井も雨が強く降り出し、結局一度も傘をささずにすみ、天気に恵まれたラッキーな一日でした。