DVと殺人と
お正月早々、世間を騒がせてくれたバラバラ殺人2件。世間のほとぼりというやつはもう冷めつつあるのでしょうか。私は特にこのセレブ?夫妻の事件の方がずっと気になっていて、普段買わない週刊誌を2誌も買ってしまいました(でも大した内容ではなかった)。皆さんも思ったと思うのですけど、加害者と被害者の写真が並んでいると、殺されてしまった方は被害者なんだけど、「この男、DV男だったわけだよね。」という具合にどうしても見てしまいます。幾ら、被害者でもDV男の汚名は消えないでしょうね。
それから、こういう事件の記事を読んで違和感をおぼえるのは、「加害者はいかにもこんなことを起こしそうな人だった。」というふうに話を持っていっていることです。それを言ったら、こんなことを起こしそうな人は世の中に幾らでもいることになると思うんですよ。でも、実際にこんなことを起こす人はそうはいないですし。そして計画的に考えたのなら、もっと綿密に遺体を隠すことを考えるはずです。
普通だったはずの人がこの異常な行動を起こすというのは、その時は異常な精神状態だったと考えるべきなのでは、と思います。この辺りの事実は、裁判にならないとわからないかもしれないですね。掲示板で、DVの被害に遭った方のコメントを読むと、「眠っている隙に、殺してしまおうか、と何度も思ったことがある。」などという書き込みは結構あります。追い詰められると、「殺せば楽になる。」という考えしか浮かばなくなってしまうのでしょう。
本当、早く離婚していれば、こんなことを起こさずに済んだというのに。どうしてそうしなかったのか・・・。裁判所が近くなら裁判に通ってルポでも書きたいところです。