日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

メール相談と面談との違い

ホームページ(http://takeishi.biz/)の最初にも書いていますが、ご相談がある方はできるなら直接お会いしてお話を伺いたいと思っています。
それは、メール相談はやはりある限界があるからです。一番の難点は、ご相談者の方が敢えて触れない内容や、気づかずに出さない情報はなかなかつかめないという点です。

これが、直接お会いして話を伺うと、「あれっ、今、さらっと流して話したけど、何かそこに重要なことがありそう。」というのをキャッチできますし、何だか腑に落ちないと思って、一つずつポイントを押さえて確認していくと、話の最後になって、最も根本的な問題が出てくることがあります。ご本人が関係ないと思っていたことや気づかなかったことが、実は大事なことである場合は、ご本人もすごく驚くこともあります。

またメール相談では、ご本人にものすごい思い込みがある場合、その思い込みをメールで解きほぐすのは、非常に難しいというのがあります。思い込みというのは、本人はそう信じて疑いのないものですから、それを頭から否定すると「この人、全然わかっていない。」と思われがちです。面談の場合は、思い込みがあると判断した場合は、最初はこちらもその話を受け入れ、互いの緊張も解け、私の話を受け入れてもらえそうな信頼関係ができた段階で、少しずつ「それは違うのではないかしら?」という雰囲気で話を持っていくようにします。

メールだと、どうしても声の強弱やイントネーションを付けられませんので、そのあたりの微妙なニュアンスは伝えにくく、誤解を招くこともあるのです。

それなら、手軽に電話相談は?というご希望もあるのですが、前にも書きましたが私は電話は苦手なこともあって面談のように上手く話せない(いつも電話を切ってから「ああ言えば良かった。」と思いがち)、特に携帯電話ですと、うまく伝わりにくいですので、できれば避けていただきたいなーと思っています。

そうそう、このように書いていますが、決してメール相談を否定するわけではありません。端的に事実を書いていただければ、時間に拘束されずにこちらもお答えできて、とても有効なものだと思っています。