日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

騙されるということ

昨日は、行政書士会の多摩地区の三支部主催で「暴力団等排除シンポジウム」がありました。そこに、とてもよくしてくれた人に騙されたり脅かされたりしながら、総額800万円を巻き上げられた被害者の親御さんがいらして、被害の実態とそこから抜け出るまでの経過について話をされました。

前回、思い込みについて触れましたが、この話も周りの人が聞けば騙されているとすぐにわかるのに、本人はそんなことは絶対に無いと思いこんでしまい、親の話にも耳を貸さず、どんどん金額が大きくなってしまったそうです。思い込みってすごいですよね。良くしてくれたら、この人がそんなことするわけがないと誰でも思ってしまうものでしょう。私も、良い人を信じやすいので騙されそうです。(でも、ケチだからお金は払わないかな(^_^.))

もう一つ印象的だったのが、警察は敷居が高くて相談に行けなかったという話です。相談すると、すぐに相手に何かアクションを起こしてしまい、親御さんでも、もしかしたら良い人かもしれないのに迷惑がかかってしまうかも、とか、自分の所にも何かとばっちりが来てしまうかも、と思ってためらってしまったとのこと。確かに恐い雰囲気はありますものね。うちの夫は警察は態度がでかいから行きたくないと言っていますし。一般市民は、近づきたくないという気持ちもよくわかります。

結局、その方はインターネットで見つけた暴力団追放センターに相談に行き、ようやく被害から抜け出られたそうです。そこは、警察じゃなかったから相談に行けたのだとか。インターネットがあって良かったですし、そういうセンターもあって本当に良かったですよね(暴力団追放センターは各地にあります)。

もし、そういうところにも行きにくいという方は、取り合えず私の所にでもお声をかけていただければと思います。