マンション恐い
今回の建築士による構造計算偽造事件は、すごい事件ですね。まず、住んでいるマンションが自重で壊れるかもしれない、というその恐怖。そして、住宅ローンもたくさん抱えているのに、誰が補償してくれるかもわからない。
まだ一棟や二棟なら何とかなりそうな気もしますが、21棟もある。たったの一人のでき心の結果ですよ。建築主と施工者が同じマンションが多数ありますが、その会社が倒産したら誰が補償してくれるのでしょう。建築士には当然無理ですし。
最初は民民の問題だからと言っていた国交省も何らかの補償を考え始めたようですが、本当に全部が補償されるかどうかわかりませんし。マンションの住人には何の過失もありませんから、これはもう犯罪被害者ですね。刑事告発されるようですが、そうされても被害者には何のメリットもありません。
検査機関も全く役目を果たせていなかったということは、この日の浅いシステムは欠陥システムだったとも言えます。恐いのは、他にもあるんじゃないの?見つかっていないだけで、というのです。何年か前に韓国のデパートが突然崩壊した事件がありましたが、それを思い出しました。日本ではあり得ないと思っていたのですけれどもね。
マンションに限らず、ビルは不安です。一昨日、ある私立中学の説明会に行ったら校長が力説していました。「この学校の建物は一切アスベストを使っていませんし、施工は**建設ですので、とても頑丈にできております。」と。確かに重要な売り文句だと思いました。
とにかく、今は少なくてもマンションには住みたくない、という心境です。