日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

全盲の医師誕生!

 今日の朝日新聞のひと欄に出ていた50歳の大里さんは、偶然にも高校の先輩です。医大在学中に視力が落ち、医師を断念。鍼灸師をしていたが、2001年の医師法改正で全盲でも医師国家試験の受験が可能になったため、勉強を再開。このたび合格の運びとなり、精神科医を目指されるとのこと。確かに十分可能ですよね。遅きに失しています。
 法律ってこんなふうに人の人生を左右してしまうものもあります。また、こんな法律があるせいで、こんな不愉快な目にあうという典型的な例が、民法で定められている非嫡出子(婚外子)の相続分は嫡出子(法律上の婚姻関係にある夫婦の子)の2分の1であるということ。親が法律婚をしているかしていないかによって、相続分が違う。生れてきた時から差別されているということです。この子供に罪を負わせるみたいな感覚には本当に腹立ちます。国連規約人権委員会からも是正の勧告を出されているにもかかわらず、無視状態の法務省。「まったくー」と言っているだけでは駄目なのですけど、こういうところに書くことによって少しでも法律改正の後押しになれば、と思います。