離婚業務
「離婚弁護士Ⅱ」も始まったようですが、(見ていないですけど)じゃあ、離婚における行政書士の業務は何でしょうか。それは、協議離婚における「離婚協議書」の作成、更には公正証書の手配というのが基本業務です。
でも、実際にもっと大事な業務は「悩みを聞く」ことです。それは、手続きや法律面でのことだけではありません。配偶者の不倫のことであったり、子供のことであったり、暴力、お金のこと、住む所、自分の将来、離婚したいのに離婚できない事情、その逆に一方的に離婚を迫られていたり・・・。それらの話を面談で聞いたり、メールで相談されたり。
私は基本的には、その方の話を否定しないようにしています。弁護士さんに相談して、「あなたの我がままだ。」とか「どうせ裁判になっても勝てないから諦めなさい。」などと言われて、その後に私に相談される方もいるのです。確かに裁判には勝てないかもしれません。でも、本人が納得できる線はどこかを考えながら話したり、メールで答えたりすることで、少しでも怒りや不安を取り除ければと思っています。
また、相談する方も相談することによって、ご自分の考えが自然に固まっていくことがよくあります。他人に話したりすることは大事なプロセスにもなるのですよね。
正確には行政書士の業務ではないですが、これからもカウンセリングを自分でももっと勉強し、相談者の方のお役に立てれば、というのが今の気持ちです。(一応、人間関係学科卒ですしね。)