日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

弁護士探しはむずかしい

何だかいつも弁護士の悪口を書いてしまうが、別に私は弁護士を目の敵にしているわけではなく、素晴らしい方がいたら逆に紹介してほしいと思っているくらいである。

今日たまたま見た女性弁護士さんのブログに、離婚のサポートをしている民間団体には女性弁護士への苦情が多いという話が書かれてあった。
私のところにいらっしゃる方の中にも女性に限らず弁護士との話で傷ついて来る人が少なくない。税理士法人に勤める友人も、頼まれて弁護士を紹介すると、しょっちゅうクレームになって戻ってくると言っていた。何でそういうことになるのだろう。

司法試験はご存知難関試験である。中には一度も就職をせず、結婚もせず何年も何年もひたすら勉強を続けてようやくたどりつく人もいる。勉強だけで人生半ばである。まずそんな人には相談をしたくないと思うのが普通だろう。およそ常識ある答えが返ってくるとは思えない。また一方で、若くして難関試験に合格して弁護士になる人もいる。それはエリートである。エリートはそうでない人に対して、上から目線になりがちである。つまり、順風満帆な人生にある時、他人のうまくいかない人生に対し共感できるほど人間ができている人はそうそういないのである。(別に私ができているという意味ではありませんよ)対権力を旗印にしているような人なら大丈夫かと思いきやそうでもないらしい。一般庶民が相談に行ったら、けんもほろろにあしらわれた例を知っている。

大体、人は権威があると鼻持ちならなくなる。昔、権威があった教師もそうであったが、今やその権威はかなり落ちて、モンスター親にいちゃもんをつけられる時代になった。また、ちょっと前まで医者もそうであったが、セカンドオピニオンで比較され、ちょっとのミスで訴訟にされ、その地位は危うい。

一方で弁護士は年間3000人増員計画は見直しとなり、まだ当分権威は保たれそうである。良き弁護士探しはいつになったら容易になるのやら。