解夏

　ゴールデンウイーク、特に出かける予定も無く、今日は家族もいないので、テレビで映画「解夏」を見ました。映画の出来としてはいまいちですね。原作は読んでいないけれど、そちらはどうなのでしょう。
　映画でも小説でも結構感情移入は激しいと思っているのですが、最近鈍ってきているのかもしれません。犯罪被害者の方に相談を受けたり、死を覚悟している方に遺言書作成を頼まれたりしても、不思議なことに仕事で感情移入することは、およそありません。どうしてそうなのか、自分でも知りたいくらいです。慣れるほどこなしているわけではありません。最善策を考えているからなのか、とにかく何かが自分の感情を抑えているのでしょう。
　少し以前に、お葬式のバイトをしたことがあります。でもあれは駄目でしたね。最後のお別れで参列者が泣きだすと、貰い涙しそうな私がいました。子どものお葬式だったら耐えられそうにないと思いましたし、雇っている方も向いていないと思ったようで、3回で終わりとなりました。
　今回の列車事故でもそうですが、遺体を収容する方たちはどうなのでしょうか。