日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

1989年1月7日

1989年1月7日って、何の日だかわかりますか?


これは昭和の最後の日です。
当時私は独身で、夫とも出会っておらず、でも結婚改姓はしたくなく、そんなことがOKな男性に巡り会えるだろうかと思いつつ、夫婦別姓や住民票続柄差別裁判(当時は、住民票の子どもの続柄を嫡出子なら「長女・長男」、非嫡出子なら「子」と差別表記をしていた)などの新聞記事をスクラップしていました。


その後、住民票の差別表記は改められ、私は事実婚をしてもよい男性と出会い、そのスクラップ帳は、半分位しか使われないまま、残りは料理のレシピ帳になったのです。


さて先日、そのレシピ帳をめくっていたところ、上記の日付の記事を夫が見て、「わーこれ昭和の最後の日の記事だ。貴重だね」と。言われてみれば確かにそう。私は昭和の最後の日はスキー場にいました。当時25歳。


そして、その記事は一度離婚をした後に事実婚をしている44歳の女性の写真入りの大きな記事。当時、事実婚をしている人は大変少なく、事実婚に至る経緯や現在の夫婦・親子関係について綴られています。久しぶりに読んでみると、何と「入籍」の文字も。まだ「入籍」が問題用語に上がってもいない時期だったのでしょうね。その女性は後ろに二人の息子、腕には2歳の女児を抱っこし、どこにでもいそうな普通のお母さんという感じで写っています。今の私よりももちろん若い。


昔だったら、この人もどうしているのかなーというところで終わるのですが、21世紀には当時一般には影も形も無かったインターネットがあります。試しに名前で検索したら出てきました。フェイスブックもありましたし、病気をされてそれについての本も出されています。写真もあって面影が残っていました。今や73歳。ああ、この年月たるや。


そう、そしてこんなに年月が経ったのに、いまだにできない「選択的夫婦別姓制度」。私が死ぬまでにできますかしら。


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