日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

36年前の不倫が暴力に走らせた

夫を殴って死に至らしめた女性の判決が出ました。

「36年前の不倫、介護中怒り 夫を暴行死、妻に執行猶予」


79歳の夫は、胃がんの手術後介護が必要な状態になった。夫は180センチもある大柄な人。71歳の妻は151センチ、体重約40キロ。それがいかに大変なことは、先だって夫の父が一泊だけ帰宅した折にうちの夫が腰を痛めたことからもよくわかります。


そしてその大変な介護の中で、妻の頭には夫の36年前の不倫がよぎる。
妻は夫の顔面を殴り、夫は死に至ってしまった。


ここにもう少し詳細なことが書かれていますが、妻が36年も前のことが頭の隅から離れなかった原因は2点あると思われます。

1つは事件の一年ほど前、夫が昔話のついでに当時のことを詳細に語ってしまったこと。妻としては、忘れたいことだったのに今まで知らなかったことまで知る羽目になってしまった。夫は妻の心の傷をわかっていなかったのですね。


そしてもう一つは、不倫があった当時、このことをきちんと夫婦で話し合わなかった。つまり、妻としては無理やり心の奥に追いやってしまい、きっちり片を付けていなかった。


片を付けるって大事なことなのです。片を付けないとずっと引きずります。


だから、不倫をした人は配偶者とやり直したいと思っているなら、きっちり片を付けさせてあげてください。それが償いです。よく「いつまで言っているんだ」と逆切れする人がいますが、そんなことでは心の傷は深く残ったままです。冗談ではなく要介護状態になったらどんな仕打ちをされるかわかりませんよ。


そして、片を付けたい方は是非ご相談ください。

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