日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

クラブママに対する妻からの請求棄却

ある不倫の慰謝料請求訴訟について、朝日新聞に記事が出てネットでも少し話題になっていました。

銀座のクラブママが夫に「枕営業」 妻の賠償請求を棄却


判決自体は去年の4月に出たもののようです。
7年間夫と肉体関係がある銀座のクラブのママに、妻が400万円の慰謝料請求訴訟を東京地裁に起こしたけれど、棄却されたというもの。

クラブのママは、売春婦のように「客の求めに商売として応じたにすぎない」から、結婚生活を害しない。よって不法行為にならない。枕営業はまさしく営業の一環で、客が店に払うお金の中に一部その対価が含まれているということだそうです。


水商売の女性との肉体関係は料金に含まれている。つまり、男性がお金で買っている関係であってその女性には責任が無いということなのでしょうね。

この判決は特殊だと弁護士の方が話していますけど、でもいずれは不倫の相手方に対する慰謝料請求は認められなくなるであろうと私は思っています。責任は不貞行為を7年も続けているこの場合は夫にあるはずですから。この判決もその一端なのかもしれません。


ただ、この不倫の相手方に対する慰謝料請求ができなくなると、入れ込んでしまっている配偶者の不倫をやめさせる重要な方法が無くなってしまうのですよね。慰謝料請求は、恋愛モードに入っている人を現実に引き戻せる最後の頼みの綱であることは確かなのです。