５０代の離婚

先日、山梨県甲州市にある勝沼ぶどうの丘に15年ぶりに行ってきました。15年前は双子の息子達は小学一年生で、家族で甲府盆地を見下ろしながらバーベキューをしました。

そしてそれから15年。夫婦二人で近くの甲州高尾山を登り、帰りにぶどうの丘に寄り、温泉に入ってワインカーヴでワインの試飲し放題という１５年前にはできなかったことをやってきました。息子達は21歳。一人は家にいますが、一人は下宿をしながら地方の大学に通っています。もう、どこへ出かけるのも夫婦二人です。

これは、典型的な５０代の夫婦ではないでしょうか。３０才前後で出産をすると５０代で子どもは大人になり、独立していきます。

子どもが夫婦の間にいなくなると、夫婦は向き合わざるを得ません。そしてそこではたと気が付くわけです。「この人と老後はやっていけない」と。今までは子どもを介して家族をやっていたり、仕事の忙しさにかまけて深く心を通わせていなかったりだったということが、子どもがいなくなって露呈してしまうのですね。

そういう感じで離婚をする５０代の夫婦はこれから増えていくように思います。特に憎み合っているわけでなくても、もうこの人とはいいかな、という感じで別れる夫婦が。まあ確かに、生物的には子育てが終われば夫婦一緒にいる必要は無いのかもしれませんけど。