日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

シングルで不安なこと

50代のシングルの友人が、一人身ゆえの不安について語ってくれました。


まず、ボケちゃったらどうしようというもの。判断能力が欠けてくると、自分の財産の管理もできなくなりますし、身の振り方を決めることもできなくなります。それが不安なら取りあえず信頼できる人と任意後見契約を結んでおいた方が安心だとは思います。


次に当然ながら財産の処分です。金銭や不動産のように金銭価値があるものがある場合は、遺言書を作ることは必至です。彼女には20年以上会ったことがない姪がいるそうですが、遺言書が無く兄弟が先に亡くなっていると、全てその姪のところに行ってしまいます。どこかに寄付をしたい、遺贈したいとかあるのでしたら、遺言書を作り、遺言執行者を指定しておくべきでしょうね。


更に残る問題として、孤独死にならないための定期的な安否確認、死後の事務処理や、価値の無い動産の処分をどうするかというのがあります。また大事な物はどこにあるのかというのを誰に知らせておけば良いのか、など。

死後の事務処理については、死後事務委任契約を誰かと結んでおく、死後に必要な情報はエンディングノートに記し、委任者にその場所を教えておく、家の中に委任契約者が誰であるのか、遺言執行者が誰であるのかを明記した紙を貼っておくなどの備えは必要だと思います。


また、一人身ではなくシングルマザーやシングルファーザーも不安なことは多いと思います。自分に何かあった時に子供をどうするのかなど。こういう方達も備えが必要なことは言うまでもありません。


取りあえず、こういうことをきちんとしておきたいという方はご相談いただければと思います。