示談というもの

示談とは、goo辞書によれば、「話し合いで決めること。特に、民事上の紛争を裁判によらずに当事者の間で解決すること。」となっています。示談については、今までも何度か書いています（上記の検索窓に示談と入れれば出ます）が、要は同時者同士、或いは代理人による話し合いでもめ事を終わらせることです。

基本的には慰謝料のような金銭の支払や、当事者間の約束事を決めることによって、解決をはかることです。

私は、示談書作成をしたり、公正証書を作成する手続きをしたりという仕事をする中で、皆さんの示談の様子を見聞きするわけですが、なかなか色々な方がいて、すぐに話がまとまる方たちもいれば、一向に解決に至れない方もいるわけです。そうなると示談にはやはり根気が必要となってきます。

なかなか話が進まなかったり、相手が予想外の反応をしてくると途端に「もういいや。この辺りで手を打とう」という方が多いのは事実です。ある意味根負けですね。

また、相手が強気だと言いなりになってしまう方もいますが、こちらに非があることであっても言いなりになる必要はありません。

どうしても自分で示談ができそうになければ弁護士に依頼するというのも、もちろん一つの方法ですが、がっかりな結末になることも当然ありますので、期待通りの結果になるとは限らないというのは頭に入れておく必要があります。

それから示談書は、テキトーに作ると後悔することになります。今ではネットにサンプルがたくさんありますが、個々の事情にすべてが合っているわけではありません。肝心な内容が抜けていたなんてことも実際にありました。

漏れなく作るというのは、なかなか難しいことだと日々作りながら思っています。