日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

不倫と復讐

不倫というのは、今の日本では犯罪ではありません。つまり、不倫をしても罰せられることは無いということです。

「人の夫(妻)を盗りやがって、この盗人」みたいなセリフが吐かれることがありますが、夫婦間には所有関係はありませんので、盗るものでも盗られるものでもありません。第一、不倫は、自分の意思で不倫をしている夫や妻がいることで成り立っているということを忘れてはいけません。

さて、このように不倫は犯罪ではないけど、不倫をされた側は怒り心頭だったり、傷ついたりしています。そこで、このままでは許せない、悔しい、となって考えるのが「仕返し」。

ところが、仕返しの殆どは犯罪です。
例えば私が聞いたことがある仕返しでは、「度重なる無言電話」「家に乗り込んできて殴る」「家にこの家の人は不倫しているという張り紙」「職場に〜は不倫をしているというハガキの送付や電話」「ネットに実名で暴露」「ネットに暴露写真のアップ」。

みんな犯罪です。ことによっては復讐は遂げたが自分は逮捕されてしまうということになってしまいます。

不倫をされてしまった妻や夫は、不倫をした双方に慰謝料を請求できることになっています(判例上)。できることはそれだけです。

でも「慰謝料ウン百万円払わないとばらす」というのは恐喝で、これも立派な犯罪ですので、間違っても言わないこと。

仕返しをしたばっかりに、慰謝料さえ取れなくなることもあります。仕返しは諦めなければだめです。


そして不倫をしている人はここが大事。不倫に限らず裸や性行為の写真や映像は決して撮らないこと。デジタル&ネットの世界は恐ろしいです。軽い気持ちでケータイで撮った裸の写真がネットにアップされたらどうなることでしょう。ケータイは落とすこともありますし、PCやクラウドと同期もできます。同期できるアプリもあります。パスワードは何で破られるかわかりません。

決して人に見せられないものを残さないでください。今は世界中がネットでつながっているのですから。


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