芝居『今ひとたびの修羅』
私は、俳優としての堤真一さんのファンです(素はわかりませんが、ご結婚されたのは少々残念ではあります)
そして今日、宮沢りえさんとの芝居『今ひとたびの修羅』を観てきました。尾崎士郎「人生劇場」が原作の、昭和初期のやくざの話です。義理と人情と、そして愛の話。
パンフレットの小見出しに「喧嘩にゃ強いが女にゃ弱い」とある通りなのですけど、本当に人を「好き」になるってすごいことだとあらためて思いました。一途な恋も優柔不断な恋もあるけど、人生全て恋心で回っているような錯覚すら感じます。
隣の人は、後半泣いていましたが、芝居だからいいのですよ。
これが現実だと、「命賭けても」の一途な恋は恐いですもの。
でも一方で、昨日、親たちが自分の子どもの写真を持って集まって行われるお見合いパーティーが流行っているというニュースを聞いて、いやさすがにそれはどうなの?とは思いました。
まあ、確かにそういうところで親が見繕ってくるのも悪くはないでしょうけど、少なくとも結婚する時は、恋をしてからしてほしいものです。
恋は切なく苦しいこともあるけど、その経験は必要なことだと思います。