争いがしたいですか？

色々な争いごとがありますが、争いには頑張って争わなくてはならないこと（例えば、子供がいる場合、不倫相手から配偶者を取り戻すというのは、その価値があることだとは思っています）もありますが、そんなに自己主張だけキイキイ言いながら争ってどうする、という争いごとも多々あります。

最近は高齢者でさえ「キレる」というのは普通のことのようですが、私も店頭で大声でクレームをまくしたてている人を見ると、あーあ、と思ってしまいます。書店に行けば、クレーム対応の本もたくさん出ています。そういうのをチラチラ立ち読みした中に「クレームを言う人は、自分が１００％正しく、相手が１００％悪いと思いがちである」というのがあって、そうだろうな、と思いました。だから、相手を徹底的に責め立てるわけです。

離婚やら、物損の交通事故などでもよく「自分は悪くない。悪いのは相手」とひたすら主張する人がいます。例えば本当に大したこと無い交通事故でそう主張すると、相手もそれまでそんなに争うつもりが無かったのに、頭に来てそっちがそう言うならこっちも妥協しない、ということになってしまいがちです。そうなると話はいつまでもまとまりません。泥沼化です。時間はかかるし、精神的にも辛いし、こじれて弁護士に示談や裁判を依頼することになれば、お金もかかります。

こういうのは、人生の無駄遣いだと私は思います。その争いはそんなに労力を費やす価値がある争いごとでしょうか。
自分の権利を１００％主張しないで、多少譲ってでも話をまとめる方がよっぽど利口だと思います。

人生は楽しいことに時間を使わないと！