離婚と片親と
先日、メジャーリーガーの離婚率が8割という記事を見た時は、離婚するために結婚するようなものだな、と思ったものです。すごく年棒が高い選手と結婚して、慰謝料を貰おうと考えているのかと、穿った見方もしてしまうほどです。
人が結婚するのは、本来的な意義から考えれば子孫を残すことでしょうから、子供が生まれれば(もしくは生まれなければ)何も一緒に暮らすことは無いのかもしれません。親は無くても子は育つ、とも言えますし。
子供にとって、両親揃っていることが大事、というのはどこから来ている考えなのかな?とつらつら思います。最初から片親であれば、そういうものだろうし、よその家と比べるから寂しいと思うのかもしれません。だからどの家も片親であれば、何の問題も無いのかもしれないのです。
両親が揃っていることに拘るのは、多分、世間の目というのが一番の理由のように思えます。確かに世間というものは、いわゆる「標準」からはずれているものに対し、冷たい目を向けるものです。
しかし、片親が増えて、それが当たり前になれば、それも「標準」の一形態となり、普通の目で見られるようになります。世間の目というのはその程度のものなのです。
子供の為に離婚を我慢している方は、我慢ゆえのストレスからかえって子供に何か悪影響を与えているのではないか、という方を考えてみるのも大事なことだと思います。