行政書士になってからの日々の色々

2004年に東京都小金井市に行政書士事務所を開業し、はてなダイアリーで「女性行政書士でもある武石文子の日々雑感」を書いてきました。2018年11月はてなブログに引越ししてタイトルを変えました。事実婚・離婚・不倫・遺言・相続が得意分野です。日本語教師もやっています。

八日目の蝉

八日目の蝉 (中公文庫)

普段、ベストセラーの本は読まないのですけど、書評の評価が高いので、映画は観ていませんが原作とシナリオの両方を読みました。

この小説を不倫の面だけから一言で言えば、一つの不倫によって人生が狂ってしまった人達の話です。

読み始めてすぐに、この小説のネタ元として一つの事件と、ある団体が思い浮かびました。事件は前にもちょっと書いたことがありますが、不倫によって妊娠・中絶した女性が不倫相手の家に放火し、子供を焼死させた事件です。小説は焼死させずに誘拐するわけですが、色々と共通項があります。

団体は、その団体に入る時に全財産を渡すこと、自然食品などを生産・販売している点が、とある団体を思い起こさせました。小説ではその団体に入る場所が名古屋ですが、私がその団体を知ったのも、20年ほど前の旅行中の名古屋でした。この団体について書かれた本も読んだことがあります。

で、もちろんその事件や団体に発想を得たとしても、小説は全く違う話として進みますし、特に第1章は一気に読ませるほどの話の展開なのですが、つい実際の事件や団体が思い浮かんでしまうのが残念なところでした。


そしてこの小説には、もう一つ不倫の話が出てきます。
どちらの不倫も妻有る男であり、一見魅力がありそうに見えるが、結局のところは大したことない男であった、という点が、現実と同じだな、と、ついつい不倫目線で読んでしまう自分自身がまた残念なところでもありました(苦笑)。