日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

資格としての行政書士

最近は、就職難で大学生の資格取得が盛んなのだそうです。行政書士の取得を目指す学生も多いとかで、とある大学生からインタビューを受けました。

インタビューを受けながら、行政書士の資格を取って大学生は役立つのだろうか?と考えてみたのですけど、まず、いきなり行政書士になろうと思っている大学生は殆どいないとは思うのです。

多分、履歴書に一つ資格が欲しいのでしょう。一応、法律系で様になるというところでしょうか。きっと採用する会社もその資格には全く期待していないと思うのですよ。会社で役立つ勉強じゃないですから。でも、資格を取るという意欲を買うのでしょうかね。

よく、離婚の相談を受けていると、「行政書士を取ろうかな」と仰る方がいますが、基本的にはお勧めはしません。普通はすぐに儲かったりしませんから。すんごい営業力とか仕事を貰えるコネクションとかあるなら別ですが。

大体、数が多すぎです。4万人以上いるのですよ。私が行政書士になった6年前は3万6千人ぐらいだったかと思います。それなのに、試験は結構難しいですし、そしてまたそれなのに、公務員を長年勤めると、無試験でなれてしまうし、という、何だかな、という資格ですから。