日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

みんな自分のことを話したい

私の仕事の中で大事なのは、お客さんの話を聞くことです。私は、仕事で話を聞くのは全く苦痛ではありません。そして、聞くときもっとも大事にしているのは、話している本人がどうしたいのかを、はっきりさせる方向に話を持って行くことです。そのためには、合間に挟む質問がとても大事になります。それはいきなり「どうしたいのか」と聞く場合と、外堀から質問を始めて、最後に自分で気づいてもらう場合とがあります。


ところで、仕事以外のプライベートでは、私は好んで他人の話を聞くわけではありません。ところが、自分の話をしたい人というのは世の中多いですよね。私はお母さんの集まり、みたいなのも苦手なのですが、本当にみんな自分の子どものことを話したがります。「うちの子ったら〜」みたいに(もちろん私も話しますけど)。でも親しくも無い、よその家の子の話って聞いている方は特に面白くもないものでしょう?

だから私なんかは、同じ愚痴でも、仕事として聞くのと、プライベートな話として聞くのでは、全く違うのです。

それに大体の人は、他人の愚痴を聞いていると「私なんかもっと〜なんだから」というのを話したくなってしまうものなのではないでしょうか。だから家族や友人に相談する時はあまり多くを期待すべきではない、とも思います。

また逆に、他人から愚痴を聞かされたり相談されたりして、それを負担に思うような方には、真剣に聞くだけ無駄、とお伝えしたいです。真面目に一緒に考えてあげようなんて思っても、空回りするだけですから。話している方は、大体が、相手に解決策を期待して話すというよりは、とにかく話したい、そして聞いて欲しいということなのですから。そういう場合は、「へーそうなんだ」と聞き、「大変だね」「大丈夫だよ」の二つでうまく乗り切っていただければ、と思います。