しがらみ

行政書士に限らず、士業の人たちが安定して仕事を得るには、顧問先を持ち定期的に仕事が来るようにするのが一番です。
士業者は殆どそういう仕事をしているはず。しかし、長いお付き合いになればなるほど、当然しがらみが出てきて無理な仕事も引き受けざるを得なくなってしまいます。そういうことから、行政書士も時々インチキ書類を作って処分されたり、税理士は脱税の片棒を担いで捕まってしまうというようなことが起きるわけです。私はそういうしがらみが嫌で、殆どいつも新規の個人相手の仕事をしているというのがあります。

話変わって、今回特に新政権に大きな期待をしていたわけではないのですが、新閣僚の話を聞いていると、「ああ、この人ってしがらみが無いんだな。」という話しぶりの人が多いのに今更ながら少々驚きました。今までの自民党の閣僚の歯切れの悪い話とは随分違う印象です。だから政権は時々交代しないと駄目なんですよね。

この新鮮な感覚が長いものに巻かれてどんどん後戻りしないことを願うばかりです。