行政書士になってからの日々の色々

2004年に東京都小金井市に行政書士事務所を開業し、はてなダイアリーで「女性行政書士でもある武石文子の日々雑感」を書いてきました。2018年11月はてなブログに引越ししてタイトルを変えました。事実婚・離婚・不倫・遺言・相続が得意分野です。日本語教師もやっています。

初韓国上陸

昨日までの3泊4日、初めて韓国に行きました。夏休み前に切れるパスポートが一回しか使っていないので、どこでも良いから行こうよ、ということで本当に台湾でも香港でも中国でも街ならどこでも良かったのですが、韓国(ソウル)が一番安かった(寒いからだと思います)というただそれだけの理由です。

私は韓国ドラマにも韓流スターにもまったく興味が無いし、幾らウォン安でも大して買い物をする気も無いし、夫も非英語圏ということもあり、行くまで乗り気ではなかったのですけど、たった4日でも現地に行って初めて韓国というものが実感としてよくわかり、非常に身近な所になりました(今、多分帰国直後のせいで、夫婦共盛り上がっていて、韓国語の本を開いては文字を習得しようとしたりしています)。


一応、格安ツアーなのですが、何と他に客がいなくて、私たち家族4人に韓国人ガイドさんと運転手さんが付くという贅沢なものになりました(内一日は自由行動)。ガイドさんは30代くらいの女性で、愛想が良いのか悪いのか良くわからない人でしたし、どうしても日韓の歴史とか対北朝鮮とか微妙な問題は触れにくいものがあります。もちろん、色々な所を回れば必ずそれらに関することが話に出てきます。「文禄・慶長の役」、「日帝時代(植民地時代のこと)」、「李方子(李氏朝鮮最後の皇太子と結婚した元日本の皇族)」「朝鮮戦争(韓国戦争と韓国では言うので、必ず両方言っていた)」。特に「日帝時代」という言葉は、発音が曖昧だったこともあり、一瞬何を言っているのかわかりませんでしたが、悪くも良くも言わず、淡々と述べるので(日本人相手の商売ですからね)こちらも一切それに関しては口を挟みませんでした。


世界遺産を回る中で旧王族のことに関して質問したことから、韓国の家族制度に話が及び、韓国では最近まで同姓で本貫(何百年も前の祖先の地)が同じだと結婚できなかった(よくドラマのネタになるらしいですが)けれども、許されない恋というのがどうしてもあり(事実婚になるわけで)、その二人から生まれた子どもは戸籍を作ることもできず(救済のため何年かに一度戸籍を作れる時期があったとか)、学校にも行けなくて問題だった。でも、今は法律が改正され、8親等以内の結婚だけが禁じられているそうです。

本当に家族制度というのは歴史を背負っているわけで、それに翻弄される人たちがここにもたくさんいたということが、何とも切なく印象に残りました。

でも、8親等というのも日本人の感覚から考えるとかなり驚くことではないかと思います。私も系図を書いてようやく8親等がどの位置かを把握できましたけど、曽祖父母の兄弟姉妹のひ孫が8親等に当たるのですから。韓国だったら許されない結婚を知らずにしている日本人はたくさんいるはずです。


帰国のフライトは金浦空港から羽田空港までたったの1時間半。ソウルから我が家まで4時間ジャスト。時差も無いため、家に着いた時は、さっきまでソウルにいたのが嘘のような気分になりました。今度は寒くない季節(何しろ最低気温−8度とかでしたので)に行ってみたいものです。