日々の色々-from 2004-

2004年からはてなダイアリーでブログを書いてきました。2018年11月はてなブログに引越し。タイトルも変えました。尚、行政書士は2020年3月末にやめています。

国籍法違憲判決

前回、猫の里親募集を載せましたが、一週間で4匹全て貰い手が決まりました。一匹は私の知人に、そしてこのブログとミクシィの里親募集のコミュに載せたらすぐに希望者が出てくるという嬉しい事態。こういう時はネットの威力は素晴らしいと思います。


さてさて国籍法違憲判決。当然の判決かと思います。違憲を指摘されて、ようやく国籍法は改正に向かうようです。判決出る前に改正したらどうなんだい立法府!、と言いたいところです。鳩山法相が「親の事情で、子どもが不利益を被ることのないようにということ」と話したようですが、それなら民法の非嫡出子差別も同じこと。非嫡出子ゆえに相続分が半分なんて、まさしく親の事情で、子どもが不利益を被っている典型です。こちらも改正して当然のことかと思います。

しかし、今回の判決に反対意見(つまり合憲だということ)の3名の裁判官の内、2名が行政官出身というところが、いかにもと言いますか、やはり元行政官としての立場がそうさせるのかと思ったりしました。日本は島国ですからね。国としては基本はよそ者の血を入れたくないという考えが強いのですよね。


私が生きている間にありえないであろう、夢のような希望の一つに国境線が薄くなること、というのがあります。国境線が県境線のような存在になってどこでも移動が自由。その場所で住民登録すれば、そこのサービスを障害無く受けられる。国籍は必要無し。国や民族にこだわることも無し(まったく、何々県出身は〜みたいな乗りで)。みんな混じってしまえばいいのです。実現は程遠いでしょうけど、EUはその第一歩たりえるかもしれません。通貨の統一だけでもすごいことだと思います。地続きの国はこういう方向に向かいやすいです。日本はどことも地面がつながっていませんから、なかなかその気にならないでしょうね。取りあえず英仏海峡トンネルのように、韓国や台湾とでも地続きを目指すというのがいいかもしれません。