子別れ
前にも書いたことがありますが、この仕事をしていますと、あまりにひどい話続きの時はさすがに私もぐったりしそうになります。先週もひどい話が多かった。だめんず(だういめんず?も)のオンパレード。
そんな最近の私を癒してくれるのは落語です。まだ1月に突如目覚めたばかりですが、熱しやすい私は新宿・池袋の寄席に行き、夫にそそのかされてCDを買い(夫は元々落語好き。今、更にそそのかされて3万円以上もするDVDを買わされそうになっている)、夫の持っている落語の本を読み、ヤフー動画の落語を毎日聞きながら、噺家さんの系図にチェックを入れて、聞いた噺をエクセルに入力までしているという日々です。毎日詳しくなるので、夫が領域侵犯とかでやや機嫌を損ねかねない始末。
そんな落語の噺の中に「子別れ」(タイトル不一致だと思うのですが)という有名な噺があります。酒と女の挙句に妻子を家から追い出したが、女にも逃げられ、後悔している頃にばったり3年ぶりに子どもと会って、そこから妻とよりを戻すという話なのですけど、ついつい現実にはどうかなーなどと考えてしまいます。この噺では女に逃げられ、後悔して酒もやめて真っ当になり、妻も酒さえ飲まなければいい人だと思っていたから元鞘に収まったのですけど、実際は大人が改心するのは難しいし、その改心を信じるのも難しいような気がします。
けれども、同じ相手と離婚−>再婚をした例も知っていますので、子をかすがいとして、元鞘に収まることができれば、それはそれでホントいいですよね。